レビュー

一人で遊べるトランプゲームを集めたストアアプリ「Microsoft Solitaire Collection」

クロンダイクなど5種類を収録。“Xbox Games”との統合やデイリーチャレンジも

（2015/2/2 11:00）

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　「Microsoft Solitaire Collection」は、一人遊び用のさまざまなトランプゲームを集めたアプリ。x86/x64/ARM環境に対応するWindows ストアアプリで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。“Windows ストア”から無償でダウンロードできる。

　“ソリティア（Solitaire）”は本来、一人で遊べるゲーム一般を指すという。Windowsでは、トランプカードを使う一人ゲーム“クロンダイク（Klondike）”が「ソリティア」という名前で同梱されており、長らく親しまれてきた。残念ながらWindows 8以降OSへの同梱はなくなったが、ストアアプリ「Microsoft Solitaire Collection」の一部としてリメイクされており、いまだ健在だ。新しい「ソリティア」はタッチ操作に対応したほか、テーマを選択したり、クリア時のエフェクトも豪華になるなどグラフィックスを一新。また、“Xbox Games”と統合されており、友人と得点を競ったり、実績を解除できるようになるなど、機能が大幅に強化されている。

　本アプリに収録されているのは、“クロンダイク”“フリーセル（FreeCell）”“スパイダー（Spider）”“トライピーク（TriPeaks）”“ピラミッド（Pyramid）”という5つ。

“クロンダイク”など5種類を収録。“Xbox Games”とも統合

クリア時のエフェクトも豪華になるなどグラフィックスを一新

“クロンダイク”

　“クロンダイク（ソリティア）”は、カードを“場札”と“山札”に分け、ルールにしたがってカードを表向きになった“場札”へ重ねたり、移動させながらスート（クラブ、ダイヤ、ハート、スペード）ごとに数字の小さいものから“組札”へ送るゲーム。カードを重ねる際は、赤・黒を互いにすることと、数字が1少ないカードだけを重ねることが条件だ。“場”と“山”からすべてのカードを4つの“組札”にすることができれば勝利。設定画面で通常のスコアリングのほか、ラスベガス式スコアリングシステムを選択することができる。

　“フリーセル”は、“場”へ8列に並べられたカードを“クロンダイク”に似たルールで重ね、移動させながら片づけていくゲーム。“場”の上に8つのスペース（セル）が設けられているのがこのゲームの特長で、うち4つをカードをスート（組）ごとに片づける“ホームセル”、残り4つを“フリーセル”と呼ぶ。“フリーセル”には、任意のカードを一時的に配置してよい。これをうまく活用して、ホームセルにエースからキングの順にカードを組めれば勝利だ。Windowsに同梱されていたので馴染みのあるゲームだろう。

　“スパイダー”は、かつて「スパイダソリティア」という名前で「Windows Me」以降のOSに含まれていたゲームだ。“場”に並べられたカードを順に重ね、同じスートでキングからエースまでそろったら“場”から取り除く。すべてのカードを“山”と“場”から取り除くことができたら勝利だ。初期設定ではスートが1つしかないが、設定から4つに増やし、難易度をあげることができる。

“フリーセル”

“スパイダー”

　“トライピーク”は、3つの頂ができるように“場”へカードを重ねて並べ、“山”から引いたカードと数字が1違いのカードを麓から順に取り除いていくゲーム。カードを取り除けたら、そのカードと数字が1違いのカードをまた取り除き、取り除けるカードがなければ“山”から札を引く。“山札”が全部なくなるまでに何回“場札”をクリアできるかを競うゲームで、リズムよくカードを取り除いていけるように常に先を読む能力と運が問われる。

　“ピラミッド”は、“場札”をピラミッド型に重ねて配置し、一番手前にある“場札”を2枚、足して13になる組み合わせを取り除いていく。“山札”を引いて“場札”と組み合わせてもよい。取り除く順番も鍵になる頭脳ゲームだ。

“トライピーク”

“ピラミッド”

　さらに、ステージをクリアして“スター”を集め、新しいゲームのロックを解除していく“スタークラブ”や、Microsoft製のストアアプリのゲームではすっかりお馴染になった“デイリーチャレンジ”も用意されている。与えられた条件を狙ったり、指定された手数以内でクリアするといった課題へのチャレンジには、従来の“ソリティア”とはまた異なった新鮮な楽しみがある。普通の“ソリティア”に飽きたら、ぜひ挑戦してみよう。

Microsoft製のストアアプリのゲームではすっかりお馴染になった“デイリーチャレンジ”

課題へのチャレンジには、従来の“ソリティア”とはまた異なった新鮮な楽しみがある