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「Teams」会議で遊んでみんな仲よく ~Microsoftが「Games for Work」アプリを公開

広告なし、マインスイーパーやソリティアなどのカジュアルゲームを最大250人で

「Microsoft Teams」ミーティングでカジュアルゲームを楽しみながら、仲よくなれる「Games for Work」アプリ

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響でリモートワークやハイブリッドワーク(オフィスワークとリモートワークを組み合わせること)が広まりつつあるが、こうした労働形態ではチームメイトの間で十分な信頼関係を築くのが難しいという問題が指摘されて久しい。

 そこで米Microsoftは11月16日(現地時間)、「Games for Work」アプリを発表した。「Microsoft Teams」ミーティングでカジュアルゲームを楽しみながら、仲よくなろうという試みだ。ゲームをするだけで仲良くなれるのか疑問に感じる管理職もいるかもしれないが、とある大学の研究によると、短いゲームを一緒にプレイしたチームはそうでないチームよりも生産性が20%高かったと報告されており、試してみる価値はあるだろう。

 「Games for Work」アプリは「Xbox Games Studio」の一部門「Microsoft Casual Games」によって開発され、誰もが知るミニゲームがみんなで楽しめるように拡張されている。現在のところ以下の4つのゲームが収録されているが、いずれも業務に差し障りのないものであり、広告もないという。

現在のところ4つのゲームを収録

Microsoft IceBreakers

 「IceBreakers」は初対面の人たちの集まりで、緊張や遠慮で活発な議論が行われないときに行われるゲームだという。「Ice Break」は「氷を砕くこと」だが、転じて「打ち解けること」なども意味する。

 内容は様々だが、「残りの人生できのこの山とたけのこの里、どちらしか食べられないとしたらどちらを選ぶか」といった究極の選択を迫るものや(Would You Rather)、「今まで一度もしたことがなさそうなこと」を参加者が順番に挙げ、既定回数以上「やったことがある」とゲームオーバーとなる(Never Have I Ever)ものなどがある。

さまざまなアイスブレークゲームを楽しめる

 「Microsoft IceBreakers」はそうしたアイスブレークゲームを行えるアプリで、楽しく盛り上がりながら、お互いを理解できる。

Microsoft Minesweeper

説明不要の定番パズルゲーム「Microsoft Minesweeper」

 説明不要の定番パズルゲームが、マルチプレイに対応。休憩時間に自分のPCでこっそり楽しむのもよいが、チームで難関に挑戦することでしか得られない楽しみもあるだろう。

 また、宝を求めて地下迷宮を探検するアドベンチャーモードもあるようだ。

宝を求めて地下迷宮を探検するアドベンチャーモード

Microsoft Wordament

 「Microsoft Wordament」は、アルファベットのマスのなかから単語を見つけ出すゲーム。最大で250人が参加できるように設計されており、大人数でも一緒に楽しめる。

Microsoft Solitaire Collection

 「Minesweeper」と並ぶ定番ゲームで、人気のトランプゲームが複数おさめられている。もともとは1人でプレイするものだが、マルチプレイヤー機能と観戦モードが追加されており、チーム内で勝ち負けを競ったり、メンバーのゲームプレイを見守ったり、助言できるようになっているという。

 なお、編集部で試用したところ、ゲームのロードが終わらなかったため、実際にプレイすることができなかった。以上の内容はリリースノートや公式ドキュメントに基づいている。

ミーティングでゲームをプレイ