レビュー
実行ファイルのヘッダー情報を分析・表示できるツール「PEInfo」
リソースビューワー機能やHTML形式のレポート出力なども搭載
(2015/2/18 14:01)
「PEInfo」は、実行ファイルのヘッダー情報を分析・表示できるツール。Windows 98/Me/NT/2000/XP/2003/Vistaに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、Windowsの実行ファイル形式“Portable Executable File Format”の仕様に基づきファイルを分析するツール。EXE/DLL/OCX/BPLといったファイルのヘッダーなどを調査し、その詳細を見やすく表示してくれる。実行ファイル単体で動作するポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れておくと役に立つだろう。
本ソフトではDOSヘッダー、COFFヘッダー、オプションヘッダー、セクションヘッダー(セクションテーブル)、インポートテーブル、エクスポートテーブルといったメタデータに対応しており、それぞれの詳細情報をタブで切り替えながら参照できる。一部の情報は、右クリックメニューから編集することも可能だ。
また、アプリケーションに含まれているリソースにも対応。アプリケーションリソースはの情報は、文字列やダイアログ、画像といった種類ごとにツリーで整理されており、各リソースを選択すると、エントリー情報やデータのプレビュー、16進ダンプなどが閲覧できる。
そのほかにも、画面右端の[HTML]タブではHTML形式で記述された実行ファイルのヘッダー情報のレポートを参照することが可能。また、オプションメニューからエクスプローラーの右クリックメニューに本ソフトを呼び出すオプションを追加し、実行ファイルの詳細情報をすばやく得るといったことも可能だ。
なお、本ソフトは商用が認められていないので注意。また、64bit版の実行ファイルには対応していない。
ソフトウェア情報
- 「PEInfo」
- 【著作権者】
- Jacek Pazera 氏
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/NT/2000/XP/2003/Vista(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(非商用利用のみ、寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 0.9 BETA(03/11/30)