レビュー
Web上の画像やファイルを好みのクラウドへ直接保存できるChrome拡張「Ballloon」
“Dropbox”“Google ドライブ”“OneDrive”などのストレージサービスに対応
(2015/2/18 17:01)
「Ballloon for Chrome」は、Webページにある画像やファイルをクラウドストレージへダイレクトに保存できる「Google Chrome」用の拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v40.0.2214.111で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。
“Ballloon”は、指定したURLのファイルをオンラインストレージへ保存できるクラウドサービス。“Dropbox”“Google ドライブ”“OneDrive”“Box”“Copy”“SugarSync”といったメジャーなオンラインストレージに対応しており、ファイルを指定してストレージサービスのボタンを押すだけのシンプルな操作で、オンラインのファイルをクラウドへ直接保存できる。クラウドへまとめて保存しておけば失くす心配はないし、複数の端末に同期して利用できるので便利だ。
その“Ballloon”の公式拡張機能が「Ballloon for Chrome」だ。本拡張機能を利用すると、閲覧ページにある画像にストレージサービスのアイコンがオーバーレイ表示される。ストレージサービスのアイコンをクリックすれば、当該画像を簡単にストレージサービスへ転送できるというわけだ。なお、ストレージサービスのアイコンの横にあるフォルダーアイコンは、画像の保存時にフォルダーを選択するかどうかを切り替えるスイッチとなっている。いつものフォルダーにすばやく保存したい場合は、OFFにしておくとよい。
利用するには、まず“Ballloon”のセットアップを行う必要がある。“Ballloon”は“Google アカウント”と紐付けて利用するので、あらかじめ“Google アカウント”を用意しておこう。“Google アカウント”で認証を行えば“Ballloon”のセットアップの設定は完了。同一の“Google アカウント”でログインすれば、異なる環境でも同じ設定が利用できる。
次に、“Ballloon”とストレージサービスの連携を有効化する。たとえば“OneDrive”の場合、“Microsoft アカウント”でログインし、“Ballloon”に“OneDrive”のアクセス権限を与える必要がある。この作業は初回利用時に一度行うだけでよい。
本拡張機能は、画像のクイック保存機能のほかにも、リンクの右クリックメニューから保存する機能も備える。画像以外のファイルを保存したい場合は、この右クリックメニューを利用することになるだろう。“Ballloon”へ送ったファイルは種類(MIMEのタイプ)ごとにフォルダー分けされ、ストレージサービスの指定したフォルダーに保存される。ファイルの保存履歴は、拡張機能のボタンを押すと現れるポップアップで確認可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Ballloon for Chrome」
- 【著作権者】
- CDMT Co., Ltd.
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.7.3(15/02/08)