レビュー
被写体が特定のサイズに収まるように写真を拡大・縮小して切り抜ける「Image Cutter」
マウスカーソルの移動とマウスホイールの回転で直観的に操作できるのが便利
(2015/4/10 17:01)
「Image Cutter」は、画像の拡大・縮小とクリッピングを同時に行えるソフト。Windows/Macに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
SNSのプロフィール画像を作成する場合など、被写体がちょうど特定の画像サイズに収まるように写真を拡大・縮小して切り抜きたいといったニーズは少なくないだろう。これは画像編集ソフトのトリミング機能と拡大・縮小機能を組み合わせれば実現できるが、何枚も加工するとなると少し面倒に感じられる。ブログに掲載する写真を加工したい場合など、複数の写真を効率よく処理したい場合には専用のツールを使いたい。
そこでお勧めなのが、「Image Cutter」だ。本ソフトはプログラミング言語“Processing”で開発された画像編集ツール。直観的な操作で、画像の拡大・縮小と切り抜きが同時に行える。
利用するには、まずメイン画面へ画像ファイルをドラッグ&ドロップし、画像を読み込む。画像はマウスホイールの回転で拡大・縮小が可能。
次に、メイン画面左下にある2つのテキストボックスへ、最終的に作成したい画像の高さと幅を左から順に入力しよう。すると、マウスのカーソル位置を中心に指定した高さ・幅をもつボックスが現れ、それ以外の領域が暗転する。このボックスが切り抜き対象となる部分になるので、あとはマウスカーソルの移動とマウスホイールの回転を組み合わせ、被写体が収まるように調整していけばよい。
調整が済んだら、マウスボタンをクリックしよう。すると、ファイルの保存ダイアログが現れ、ボックス部分を画像ファイルとして保存することが可能。保存する際に、ファイルの拡張子を“.jpg”にすればJPEG形式で、“.png”形式にするとPNG形式で保存される。何もつけないで保存すると、TIFF形式になるようだ。
ソフトウェア情報
- 「Image Cutter」
- 【著作権者】
- Sunao Hashimoto 氏
- 【対応OS】
- Windows/Mac(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2015/3/22版(15/03/22)