レビュー
デスクトップ上のものを足場として遊べるマスコット「デスクトップアクション」
指定した色が足場になり、画面内をドット絵のマスコットが駆けまわる
(2015/5/18 17:03)
「デスクトップアクション」は、デスクトップ上に表示されているあらゆるものを足場に変えて遊べるデスクトップマスコット。Windows Vista/7/8に対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトを起動すると、デスクトップ上にドット絵で描かれたキャラクターと操作用のメニューが表示される。メニューの中のボタンを押すと、キーボードでキャラクターを操作したり自動的に動くのを眺められる。
マスコットキャラクターは、デスクトップ上に表示されている色のうち、指定された色の上に乗ることが可能。デフォルトでは黒が乗ることのできる色に指定されているので、Webページやエディター上に表示されている黒いテキストなどの上に乗れる。
キーボードの操作はカスタマイズが可能。キャラクターをマウスでクリックするとオプション画面が開かれるので、[キー配置]ボタンを押すとコンフィグ画面が表示される。標準では[←][→]キーに左右への移動、[↑]キーまたは[X]キーにジャンプ、[↓]キーに床のすり抜け、[C]キーまたはスペースキーに攻撃、[Z]キーにダッシュ、[V]キーにガードが割り振られている。
本ソフトは多重起動することで遊びの幅を広げることが可能。別途起動した本ソフトのカスタマイズで異なるキーを操作に割り振れば、複数人で同時に本ソフトを使用できる。なお、[Esc]キーで本ソフトは終了する。
また、多重起動できる仕組みを利用した遊び方が幾つか用意されている。CPUや他の人が操作するマスコットキャラクターと戦うことができ、先に4回相手にダメージを与えたほうが勝利する格闘ゲームになるほか、マスコットキャラクターをボールに変身させ、別途起動したマスコットキャラクターで蹴って遊ぶことも可能だ。
なお、本タイトルは“ニコニコ自作ゲームフェス5”に応募されている(同フェスの応募は既に締め切られている)。“ニコニコ動画”では作者が作成した動画が公開されているほか、本ソフトと組み合わせて楽しむことのできる動画も公開されている
この動画では横にスクロールしていくアクションゲームのような場面が続くが、画面の中にユーザーが操作できるキャラクターは存在しない。この映像の上で本ソフトのマスコットキャラクターを操作することで、横スクロールのジャンプアクションゲームであるかのように遊ぶことができる仕組み。また、この動画には赤い文字を使ったコメントが寄せられており、赤い色に触れるとダメージを受ける設定にすると、一気に緊張感が増す。
さらに、本ソフトでは、表示させるマスコットを自作することも可能。あらかじめ画像を用意し、モーションごとの画像を設定することで任意のキャラクターをデスクトップ上で遊ばせることができるようになる。
そのほか、本ソフトには隠し機能が搭載されている。マスコットキャラが時折話しかけてくるので、会話の中身を見逃さないようにしよう。
ソフトウェア情報
- 「デスクトップアクション」
- 【著作権者】
- SUMA 氏
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.03