レビュー
マルチアカウント対応、マルチカラムタイプのTwitterクライアント「Aero Prism」
スライドショーなどの独自機能も搭載。マウスでもタッチでも快適に扱えるストアアプリ
(2015/6/26 05:05)
「Aero Prism」は、マルチアカウントに対応する多機能なTwitterクライアントアプリ。x86/x64/ARM環境のWindows 8.1に対応するWindows ストアアプリで、“Windows ストア”から無償でダウンロードできる。
本アプリは、マルチカラムタイプのTwitterクライアント。初期設定ではタイムラインを2つしか表示できない(デスクトップの解像度1,980×1,280の場合)が、設定画面でカラムの幅を狭めることで、より多くのタイムラインを同時に表示することが可能。また、アプリ内課金(500円、税込み)でライセンスを購入すれば、画面右端の広告を非表示にて追加のカラムを表示することができる。
各カラムに表示するタイムラインを選択するには、当該カラムの下にあるバーの左から4番目のボタンを押す。すると、タイムラインを一覧表示したパネルが現れるので、その中から好みのものを選択すればよい。指定したキーワードを利用した検索タイムラインも、ここで作成できる。
さらにホームタイムライン、検索タイムライン、リストタイムラインは“User Streams”に対応し、リアルタイムに新着ツイートを取得できる(ストリーム表示)。ストリーム表示のON/OFFは、カラムのヘッダーにある再生・一時停止ボタンでコントロール可能。また、複数のアカウントを利用してそれぞれのタイムラインへ異なるアカウントで接続することもできる。
また、タイムラインのフィルタリング機能も充実。カラム右上にある[…]メニューからフィルタリング機能を有効化すれば、画像やリンクを含むツイートのみを表示したり、指定したユーザーやキーワードを除外表示したりすることができる。特にタイムラインに流れている画像のみを閲覧できるスライドショーモードはユニークで、お気に入りのイラストレーターを集めたリストタイムラインで使うと即席のイラストギャラリーを楽しめたりして便利だ。
さらに、マウスでもタッチでも快適に扱えるように設計されているのもうれしい。返信・お気に入りへの追加・リツイート・ツイートの詳細画面の表示といったコマンドを実行するには、基本的にツイートを選択すると現れるコマンドバーを利用する仕組みになっているが、代わりにマウスの右クリックやタップ&ホールドで現れるコマンドメニューを利用することが可能。ツイートを左方向へスワイプすることで当該ツイートの詳細画面へアクセスしたり、右方向へのスワイプですばやく返信するといったアクションも用意されており、状況に応じて使い分けることもできる。そのため、“Surface”のようなノートとタブレットを兼ねた“2-in-1”デバイスでも使いやすい。
そのほかにも、公式リツイート後のツイートを一覧表示する“Next Tweet of RT”コマンドなども便利。これは最近話題になった“リツイート直後のツイートを表示するやつ”と同等の機能を実現したもの。公式リツイートしたあとでそのツイートへの感想を残すタイプのユーザーは少なくないが、そういったユーザーからの反応を拾うことができる。
ソフトウェア情報
- 「Aero Prism」
- 【著作権者】
- Shinji Japan 氏
- 【対応OS】
- Windows 8.1(x86, x64, ARM)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(広告あり、500円で解除可能)
- 【バージョン】
- 1.1.0.34(15/03/01)