レビュー
指定した領域の外を真っ暗にすることができる暗幕ツール「Zorro」
特定の作業に集中したい場合や見たくないところ・見られたくないところの目隠しに
(2015/9/24 05:05)
「Zorro」は、指定した領域の外を真っ暗にすることができる暗幕ツール。64bit版を含むWindows 98/Me/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、特定の作業に集中したい場合などに使う暗幕ツール。指定した領域以外を黒く塗りつぶして、当該領域を明るく目立たせることができる。見たくないところや見せたくないところを一時的に隠すのに便利で、フルスクリーンモードにできないWeb動画を鑑賞したり、プレゼンテーションで聴衆の視線を集中させたりするのにも役立つかもしれない。
本ソフトを起動すると枠だけのウィンドウが現れるので、このウィンドウを適当な場所に移動・リサイズし、[Esc]キーを押して有効化(Activate)してみよう。ウィンドウの内側以外の領域が真っ黒に塗りつぶされる。もう一度[Esc]キーを押すと本ソフトは無効化され、元の状態となる。
さらに、本ソフトはウィンドウ枠を他のウィンドウにピッタリ合わせる機能も搭載している。使い方は簡単で、[Window]-[Fit to window]メニュー([Ctrl]+[F]キーでも可)を選択して[Find Window]ダイアログへアクセスし、そこにある照準アイコンを目的のウィンドウへドラッグ&ドロップするだけ。特定のウィンドウを手軽に目立たせることができる。
そのほかにも、本ソフトには暗幕の塗りつぶし色を指定したり、ウィンドウ枠の外ではなく内側を塗りつぶしたりするオプションも設けられている。インストール不要で利用できるポータブル版も用意されているので、USBメモリなどに忍ばせておけば役に立つこともあるだろう。
ソフトウェア情報
- 「Zorro」
- 【著作権者】
- Gabriele Ponti 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 98/Me/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.5(08/12/19)