レビュー
手持ちのデバイスすべてに入れておきたいお手軽ファイル共有ツール「LocalSend」
デスクトップ・モバイル対応、クラウド・アカウント不要、同じWi-Fiにつなぐだけ!
2026年7月6日 08:53
スマートフォンで撮った写真を自分のPCへ送りたい、隣の席の同僚に資料を渡したい――そんなとき、Apple端末同士なら「AirDrop」で済む。しかし、WindowsやAndroidが混在する環境ではそうもいかない。クラウドストレージやメールを利用してもよいが、アカウントの取得や設定、何ステップにもわたる操作、ファイルサイズの制限、受信の確認……などを考えると面倒だ。もっとスッキリと、OSに関係なく、手軽にファイルをやり取りする方法はないだろうか。
今回紹介する「LocalSend」は、そんなニーズにピッタリのファイル共有ツールだ。このソフトの魅力はいくつかあるが、まとめると以下のようになるだろう。
- クラウド不要:特定のクラウドサービスに依存しない
- アカウント不要:アカウントを作成する必要がなく、インストールしてすぐ使える
- ローカルネットワークだけで完結:インターネット接続は不要。同じネットワーク(多くの場合Wi-Fi)に接続するだけで利用でき、高速
- オープンソース:広告なし、無料
- クロスプラットフォーム対応:デスクトップ(Windows、Mac、Linux)、モバイル(iOS、Android)に対応。Webブラウザーで利用できるWeb版(web.localsend.org)もある
手持ちのデバイス、チームのデバイスすべてにインストールしておきたいアプリだ。
ダウンロードとインストール
本ソフトは「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「Apache-2.0」。プロジェクトのリリースページから無償でダウンロードできる。
Windows環境で利用する場合は、「LocalSend-1.17.0-windows-x86-64.exe」をダウンロードして、実行するとセットアップが開始される。インストールモードや言語などのオプションは、推奨値や既定値をそのまま選んで問題はない。
自動更新機能はないので、可能であれば「winget」などのパッケージ管理システムからインストールするとよいだろう。
winget install --id=LocalSend.LocalSend -e
なお、初回起動時に表示される「Windows ファイアウォール」の警告ダイアログで、アプリのネットワークアクセスを[許可]しておく必要がある点には注意したい。
ファイルを送受信したいデバイスすべてに「LocalSend」アプリをインストールしたら、準備は完了だ。
使い方は簡単、『近くのデバイス』を選ぶだけ
本ソフトでファイルを送信するには、アプリを起動して[送信]ページに切り替える。すると、同じネットワークに接続されているデバイスが自動で[近くのデバイス]セクションにリストアップされる。
それぞれのデバイス(で起動している「LocalSend」アプリ)には、既定でそれぞれ「形容詞+食べ物」(例:Cunning Broccoli。カスタマイズも可能)といった名前が付けられているので、送りたいコンテンツ(ファイル、フォルダー、テキスト、クリップボードの内容)を選んで、送信先デバイス名を選ぶと、送信処理が開始される。
受信側でコンテンツの送信を承諾すると、コンテンツが自動で「ダウンロード」フォルダーへ保存される仕組みだ。
なお、保存先のフォルダーは承諾画面から[オプション]画面へ進むとカスタマイズが可能。
また、いちいち承諾するのが面倒な場合は、それをスキップする[クイックセーブ]機能が使える。[クイックセーブ]はすべてON、すべてOFFに加え、“お気に入り”に登録したデバイスだけONにすることが可能。外部から承諾プロセスなしにファイルを送り付けられるリスクを考えれば、[クイックセーブ]の設定は“お気に入り”にしておくのがよいだろう。
今回はWindows版で操作を説明したが、他のデスクトップOS、モバイルデバイスでも基本的な手順は変わらない。
ソフトウェア情報
- 「LocalSend」Windows版
- 【著作権者】
- Tien Do Nam 氏
- 【対応OS】
- Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.17.0(25/02/20)































