レビュー

Windows、Mac、iPhone、Android間で手軽にファイルをやりとりできる「Upload Remote」

アプリをインストールして、同じネットワーク(Wi-Fi)に繋げるだけ

「Upload Remote」v1.0.3

 「Upload Remote」は、誰でも簡単に利用できるクロスプラットフォーム対応のファイル共有アプリ。Windows、Mac/iPhone、Android向けのバイナリが用意されており、これらのプラットフォーム間で手軽かつ安全にファイルをやりとりできる。

 本アプリは、以下の環境で利用可能。いずれも無償でダウンロードできる。

  • Windows:Windows 7から11まで対応。公式サイトからダウンロード可能
  • macOS/iOS:iOS 12.0/iPadOS 12.0/macOS 11.0/visionOS 1.0以降に対応。「App Store」からダウンロード可能
  • Android:Android 6.0以降対応。「Google Play」からダウンロード可能

 ユーザーインターフェイスはどのプラットフォームも基本的に共通。使い方も極めてシンプルで、基本的にはそれぞれのデバイスを同じネットワーク(Wi-Fiなど)に接続し、アプリをインストールして起動するだけでよい。[アップロード]タブに互いのデバイスが表示されるはずだ。もし表示されない場合は、デバイスがロック(スリープ)されていないか確かめよう。

基本的にはそれぞれのデバイスを同じネットワークに接続し、アプリをインストールして起動するだけ。送信可能なデバイスが自動でリストアップされる。ネットワーク探索を要求されたら許可しておく

 ファイルを送信するには、まず[アップロード]タブの[ファイルを追加]ボタンを押し、送信ファイルを選択する。PCであればファイルのドラッグ&ドロップで送信ファイルを登録することも可能だ。続けて受信デバイスを選択すると、(後述のペアリングが完了していれば)即座にファイルが送信される。

ファイルを選択、送信先デバイスを選択の2ステップでファイルをクロスデバイス共有できる
どのプラットフォームでも、操作は基本共通。ファイルの選び方などが多少異なるだけだ

 なお、初めてファイルを送受信する際は“ペアリング”が必要。デバイスリストの末尾に「*」(アスタリスク)がついているデバイスはペアリングが完了していないので、送信側からリクエストを送信し、受信側でそれを承認する必要がある。この作業は、2回目からは不要だ。ペアリングの解除は[デバイス]タブで行える。

初回送信時のみ、ペアリングが必要

 送信されたファイルは、受け手デバイスの[受信箱]タブで確認可能。未確認のファイルにはメールアプリの“未読”のようなインジケーターが付く。送信元のデバイスごとに受信ファイルをフィルタリングできるのも便利だ。デバイスへの保存、共有、削除といったコマンドは、縦3つのアイコンを押すと現れるメニューから利用できる。

送信されたファイルは、受け手デバイスの[受信箱]タブに

ソフトウェア情報

「Upload」
【著作権者】
NTWind Software
【対応OS】
Windows、Mac/iOS、Android(Windows版はWindows 7から11まで)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.3(24/10/15)