レビュー
有線LAN/Wi-Fi越しにクリップボード共有できる無料アプリ「Clipboard Remote」
デスクトップ(Windows/Mac)・モバイル(iPhone/Android)両対応
2025年2月14日 06:45
「Clipboard Remote」は、LAN越しにクリップボードを共有できるアプリ。Windows、Mac/iPhone、Android向けのバイナリが用意されており、これらのプラットフォーム間で手軽かつ安全にデータをやりとりできるのが魅力だ。
本アプリは、「WinCam」などの開発で知られるNTWind Softwareの新作。リモートデバイスのスクリーンショットを撮影できる「Screenshot Remote」、ファイルをやり取りできる「Upload Remote」の姉妹ソフトにあたる。デザインや利用方法も似ているので、すでにこれらのアプリを使ったことがあるならすぐに馴染めるだろう。
利用するには、まずそれぞれのデバイスにアプリをインストールする。ダウンロード先は以下の通り。本ソフトは「Flutter」で開発されており、どの環境でもユーザーインターフェイスは基本的に共通となっている。使い方もほぼ同じだ。
- Windows:公式サイト(Windows 10/11)
- Mac/iOS:App Store(macOS 11、iOS 12.0、iPadOS 12.0、visionOS 1.0以降)
- Android:Google Play(Android 6.0以降)
次に、それぞれのデバイスを同じネットワーク(有線LAN/Wi-Fi)に接続した状態で「Clipboard Remote」を起動しよう。すると、[クリップボード]画面のデバイスリストに互いのデバイスが現れるはずだ。モバイルデバイスの場合、画面ロックを解除しておく必要がある点には注意したい。
あとは、リモートデバイスのクリップボードデータを手元のデバイスのクリップボードへ転送したい場合は[コピー]、逆に手元デバイスのクリップボードデータをリモートデバイスのクリップボードデータへ格納したい場合は[ペースト](貼り付け)を実行すればよい。手元デバイスのクリップボードにあるデータは、[クリップボード]画面上部のエリアでプレビューできる。
なお、初回転送時はペアリングが必要だ(ペアリングがまだの場合、デバイスリストでは「*」付きで表記される)。この作業は2回目からは不要。
また、モバイルデバイス側で「Clipboard Remote」を利用する際、クリップボードへアクセスするときに許可を求められることがある点にも注意したい。
そのほかにも、[履歴]ページでは「Clipboard Remote」で過去に扱ったデータを一覧することが可能。ペアリングしたデバイスの管理は、[デバイス]画面で行える。
ソフトウェア情報
- 「Clipboard Remote」
- 【著作権者】
- NTWind Software
- 【対応OS】
- Windows、Mac/iOS、Android
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.2(25/01/20)