レビュー
別デバイスから手軽にスクショを撮影できるツール ~Windows/Mac/iOS/Android対応
ペアリングするだけの簡単操作、クラウド要らずの「Screenshot Remote」
2024年7月8日 12:59
「Screenshot Remote」は、「WinCam」や「Alt-Tab Terminator」など、多くのWindowsアプリを開発しているNTWind Softwareの新作。クロスプラットフォーム、クロスデバイスでシームレスにスクリーンショットを遠隔取得できるようにした意欲作だ。
本アプリは以下のプラットフォームに対応しており、無償でダウンロード可能。
- Windows:64bitのみ。Windows 7からWindows 11をサポート
- Mac/iOS:macOS 11.0以降、iOS/iPadOS 12.0以降
- Android:Android 6.0以降
利用する前に、それぞれの環境へあらかじめ「Screenshot Remote」をインストールしておく。アプリのデザインは基本的にデスクトップ・モバイル共通。タブが左にあるか、下にあるかの違いなので、違和感なく使えるはずだろう。
リモート撮影を行うには、まずローカルネットワーク(LAN/Wi-Fi)経由でデバイス同士をペアリングさせる。ペアリング(デバイスの追加)はどちらから行ってもよい。送信先デバイスで承認を許可すれば、ペアリングは完了だ。
ペアリングが完了したら、アプリの[キャプチャ]画面でリモート撮影を行いたいデバイスを選択する。すると一呼吸おいてスクリーンショットが取得され、手元のデバイスで編集・共有・削除が行えるようになる。保存した画像は、[キャラリー]画面にストックされる仕組みだ。ちなみに、編集は拡大・縮小、切り取り、傾きの補正など、ごく基本的なものをサポートしている。
残念ながらセキュリティ上の制約でPC/Macからスマホのスクリーンショットを取得することはできないが、PCとMacの間でスクリーンショットをリモート取得したり、スマホからPC/Macをリモート撮影することは可能。スクリーンショットをデバイス間でやり取りするにはクラウドサービスなどを用いるのが一般的だが、本作であればデバイスが1対1で接続されたうえ暗号化されるため、第三者にスクリーンショットを預けずに済む。
また、一度ペアリングしてしまえば、共有のために自分宛てのメールへスクリーンショットを添付したり、Bluetoothでファイルを送信する手間がないのもメリット。リモート撮影すればすぐ、手元のデバイスにスクリーンショットが保存されるのは簡単でよい。
ソフトウェア情報
- 「Screenshot Remote」
- 【著作権者】
- NTWind Software
- 【対応OS】
- Windows/Mac/iOS/Android
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.2(24/07/01)