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全グローバルホットキーを表示して使っているアプリを突き止める無料ツールが公開

NTWind Software、「Hotkey Screener」v1.0を公開

「Hotkey Screener」v1.0

 「WinSnap」「WinCam」などの開発で知られるNTWind Softwareは11月27日、新作アプリ「Hotkey Screener」を公開した。Windows 7からWindows 11までに対応するフリーソフトで、公式サイトからダウンロードできる。

 「Hotkey Screener」は、システム上で使われているすべてのグローバルホットキーを一覧表示するツール。そのキーボードショートカットを利用しているアプリケーションを検出することもできる。

 たとえばアプリケーションに新しいホットキーを割り当てる際、既存のホットキーとバッティングしないか調べるときに有用。割り当てたホットキーが機能しない場合のトラブルシューティングにも役立つだろう。ホットキーの一覧を眺めているだけでも、未知のホットキーと出会えるのも楽しい。

 本ソフトは、64bit版および32bit版の実行ファイルとDLLが1つずつ組になっている。32bit環境の場合は「hkscr.exe」を、64bit環境の場合は「hkscr64.exe」を起動するとよい。グローバルホットキーを一覧するだけならば、管理者権限は不要だ。

書庫ファイルの内容物。実行ファイルとDLLをセットでコピーすれば、USBメモリなどに入れて持ち運ぶことも可能だ

 ホットキーを利用しているアプリケーションを突き止めるには、それぞれのホットキーの右側にあるリンクをクリックする。すべてまとめて検出したい場合は、[Command]-[Detect]メニューを使うこともできる。ホットキーを利用するアプリの検出には管理者権限が必要なので、ない場合は権限の昇格を促すダイアログボックスが表示される。

[Command]-[Detect]メニューなどから、ホットキーを利用しているアプリを検出
権限の昇格を促すダイアログボックス

 検出処理は、実際にホットキーの押し下げをエミュレートし、それに反応するアプリをチェックする仕組みになっているようだ。グローバルホットキーにはさまざまな低レベル処理が絡んでいるので、かならずしもすべてのアプリを正しく検出できるわけではない点には注意したい。

 また、検出する前に大切なデータがあれば保存しておくことが推奨されている。一括検出のコマンドを行った場合は、途中で「ナレーター」などのツールが起動することがある点にも注意しよう。

警告ダイアログ。検出する前に大切なデータがあれば保存しておくこと
検出されたアプリケーション
最新のアプリらしく、ダークモードにも対応

ソフトウェア情報

「Hotkey Screener」
【著作権者】
NTWind Software
【対応OS】
Windows 7からWindows 11まで
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(22/11/27)