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Googleのペアレンタルコントロールサービス「ファミリー リンク」が大幅アップデート

子どものデバイスに登録される連絡先制限などの機能を追加へ、デザインも順次刷新

「ファミリー リンク」が大幅アップデート

 米Googleは2月13日(日本時間)、保護者が子どものスマートフォンを管理するサービス「ファミリー リンク」を順次アップデートすることを発表した。デザインが刷新されるほか、子どもが授業中にスマートウォッチの使用を制限する機能、子どもが連絡先を勝手に追加しないよう制限する機能が追加される予定。

 ファミリー リンクは、無料のファミリー向けペアレンタルコントロールサービス。子どもが安全にモバイルデバイスを使えるように、保護者が管理できる機能を備えている。子ども側は、Android 7.0以降を搭載したAndroidデバイスで利用でき、保護者側はAndroid 5.0以降を搭載したAndroidデバイスとiOS 11以降を搭載したiPhoneで利用可能だ。

ファミリー リンクが新しいデザインに

ファミリー リンクが新しいデザインに

 デザインが、より直感的な操作ができるように刷新される。

 新しい[利用時間]タブでは、利用時間管理ツールへ簡単にアクセス可能。アプリやデバイス固有の使用状況の概要と利用可能時刻の制限、利用時間の上限、スクールタイム(後述)の設定、調整も簡単にできるようになる。

 また、[管理] タブでは子どものアカウントやプライバシー設定、コンテンツ フィルターの管理が簡単になる。複数人の子ども用プロフィールとデバイスの管理も容易だ。子どものプロフィールをスワイプするだけで同じページからデバイスを管理でき、詳細な設定を変更できる。

 新しいデザインは、2月13日から順次アップデート予定。

「スクールタイム」で授業中のスマホ利用を制限

「スクールタイム」で授業中のスマホ利用を制限

 子どもが学校にいる間、スマートウォッチデバイスの機能を制限したり、通知をOFFにするなど、保護者側が設定できる「スクールタイム」機能を追加する。

 これに加え、保護者は通知を止めたり制限するアプリを選択、授業時間外に使用しているアプリの確認なども可能。なお、勉強に役立つアプリを利用できるようにアプリの使用許可もできる。

 この機能は来週以降、Androidスマートフォンおよびタブレットで順次使えるようになる。

子どものデバイスに追加される連絡先を制限

子どものデバイスに追加される連絡先を制限

 子どもがスマートフォンに連絡先を追加しようとした際に、保護者の承認が必要となる機能を追加する。

 保護者は、ファミリー リンクから子どものデバイスに連絡先を追加して、子どもに対し、通話とテキストメッセージを承認された連絡先のみに制限することができる。また、子どもは新しい連絡先の追加を保護者にリクエスト可能。

 同機能は今後、数カ月かけて追加される予定となっている。