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子ども向けプログラミング言語「PG0」、Web版がパワーアップ ~ゲームの開発も可能に

オンラインソフト作家が子どものために作ったプログラミング言語

プログラミング言語「PG0」のWeb版がアップデート

 プログラミング言語「PG0」のWeb版が、2月初めにアップデートされた。数値処理や画面描画のライブラリを追加したことで、乱数の生成やゲームの開発が行えるようになったほか、プログラムのオンライン保存・読み込みがサポートされているとのこと。

 「PG0」は、「WWWC」や「CLCL」、「nPOP」の開発で知られるオンラインソフトウェア作家・Ohno Tomoaki氏が2018年に設計・開発したプログラミング言語。当時3歳になった子どもが将来プログラミングに興味を持ったときに使えるツールとして作り始めたのだという。もともと子ども向けに設計されてあっただけ、言語機能は必要最低限で、文法もシンプル。また、コードエディターには変数ビューワーが付属しており、プログラムの実行時に内容が変化するさまがリアルタイムに表示される。プログラムの動きを理解するのを助けてくれる。

 「PG0」の開発環境は元々、Windows XP以降で動作するローカルアプリだったが、現在はWebブラウザーさえあれば気軽に楽しめるオンライン(Web)版もある。また、PWAに対応しているため、PCやスマホ、タブレットにインストールしてアプリのように動作させることもできる。

 「PG0」を学ぶ際は、チュートリアルが役立つ。数値処理ライブラリ(math.js)や描画ライブラリ(screen.js)のリファレンスもここからアクセスできる。また、オンラインから読み込めるサンプルアプリ・ゲームも参考にするとよいだろう。

プログラムのオンライン保存・読み込みがサポート。チュートリアルの読み込みも可能
乱数の生成やゲームの開発が行えるように