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オンラインソフト作家が子どものために作ったプログラミング言語「PG0」がWebアプリに

モダンブラウザーさえあればどこでも気軽に楽しめる

プログラミング言語「PG0」の開発・実行環境が、Webアプリに。PWA化も可能

 プログラミング言語「PG0」の開発・実行環境が、Webアプリになった。現在、「nakka.com/pg0/」にて無償で利用可能。

 「PG0」は、「WWWC」や「CLCL」、「nPOP」の開発で知られるオンラインソフトウェア作家・Ohno Tomoaki氏が2018年に設計・開発したプログラミング言語。当時3歳になった子どもが将来プログラミングに興味を持ったときに使えるツールとして作り始めたのだという。

 子どもの教育のために開発されただけあって、文法は極めてシンプル。プログラミングで最低限必要となる基本概念(順次、分岐、反復)の理解を目的としているため、型は整数型、分岐は「if」文、反復は「while」文のみだ。また、コードエディターには変数ビューワーが付属しており、プログラムの実行時に内容が変化するさまがリアルタイムに表示される。プログラムの動きを理解するのを助けてくれる。

プログラムの実行時に内容が変化するさまがリアルタイムに表示される変数ビューワー付き

 オリジナルの「PG0」はWindows XP以降で動作するローカルアプリだったが、今回Webアプリ化されたことにより、Webブラウザーで気軽に体験できるようになった。Mac/Linux/ChromeOSや、iOS/Androidといったモバイル環境はもちろん、モダンブラウザーを内蔵したデバイスであればどこでも動かせるのは魅力といえるだろう。

 また、PWAに対応しているため、PCやスマホ、タブレットにインストールしてアプリのように動作させることもできる。