REVIEW(09/08/24)
Adobe AIR製ソフトやFlashコンテンツを作成できる無償の開発環境「FlashDevelop」
高機能なコードエディターを搭載、気軽に“Flash”“Adobe AIR”開発に挑戦できる
「FlashDevelop」は、Adobeの“Flash”“Adobe AIR”などで利用されているスクリプト言語“ActionScript”向けの開発環境。Windows XP/Vista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式Webサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0およびJavaランタイム(JRE) 6.0が必要。
本ソフトは、“ActionScript”向けの統合開発環境。オープンソースで開発されており、高価な開発環境を購入しなくても、無償で“Flash”や“Adobe AIR”を利用したコンテンツを開発できる。ぜひ、本ソフトで“Flash”“Adobe AIR”の開発にチャレンジしてほしい。
無償とはいえ、予約語の色分け機能、コードの補完・生成機能、[F4]キーで関数の宣言部分へジャンプできるコードナビゲーション機能などを備える高機能なコードエディターを搭載しており、機能は十分。ユーザーインターフェイスをGUIで構築する機能がないのは残念だが、それ以外は完成度が高く使い勝手も良い。また、プラグインによる機能拡張も可能で、初期状態で利用できる機能の一部もプラグインにより実現されている。
利用するには、まずAdobeのWebサイトから「Adobe Flex 3.3 SDK」(以下、「Flex SDK」)をダウンロード・インストールする必要がある。「Flex SDK」はZIP形式で圧縮されているので、任意のフォルダへ展開しよう。
次に、本ソフトと「Flex SDK」を連携させるための設定を行おう。まず、[Tools]-[Program Settings]メニューを選択して設定ダイアログを表示し、“AS3Context”プラグインの“Flex SDK Location”項目へ「Flex SDK」のパスを指定する。続いて、“FlashViewer”プラグインの“External Player Path”項目へ「Adobe Flash Player 10」のパスも指定しておく。「Adobe Flash Player 10」は「Flex SDK」に含まれているので、“(「Flex SDK」のパス)\runtimes\player\10\win\FlashPlayer.exe”を指定しておけばよい。これで、最低限必要な設定は完了だ。
開発の際は、まず[Project]-[New Project]メニューから、任意のプロジェクトを選択する。たとえば“Adobe AIR”アプリケーションを作成する場合は、“AIR AS3 Projector”を選択すればよい。すると、コードを記述する“Main.mxml”ファイルのほか、自己署名ファイルを作成するBATファイルや、インストーラーを作成できるBATファイルなども同時に生成される。あとは、“Main.mxml”ファイルなどへ、ユーザーインターフェイスを記述するXML言語“MXML”と、その動作を記述する“ActionScript”をコーディングしていこう。最後に、プロジェクトをビルドしてSWFファイルを作成し、BATファイルを実行すればインストーラーパッケージを作成できる。
- 【著作権者】
- Mika Palmu 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 3.0.2 RTM(09/07/12)