REVIEW(09/12/24)

爆発などのエフェクトアニメーション用画像を簡単に作成できる「パーティクリン」

1画面にまとめられた設定を調整して多彩なエフェクトを作成可能

「パーティクリン」v1.0.0「パーティクリン」v1.0.0

縦横の枚数を指定し、エフェクトの全コマを1枚の画像にまとめることが可能縦横の枚数を指定し、エフェクトの全コマを1枚の画像にまとめることが可能

 「パーティクリン」は、ゲームなどに利用できる爆発や煙、炎などのエフェクト画像を手軽に作成できるソフト。Windows 2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、動作には.NET Framework 2.0が必要。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトを利用すると、各種設定を調整してパーティクル(細かな粒子の集合)をもとにさまざまなエフェクト画像を作成し、アニメーションさせることができる。設定は1つの画面に収まっておりプレビューも一緒に表示されるので、細かな調整が行いやすい。プレビューには通常のアニメーション以外に、パーティクルのアウトラインも表示される。また、アニメーションの1コマごとの画像も表示されるので、じっくりと確認したい場合に有用だ。

 エフェクトの設定は、画面に配置されたパーティクルの生存時間や生成頻度などの値をスライドバーで調整して行う。また、パーティクルの色は画面右側に用意された“パワー”の項目にある市松模様の欄をクリックすることで変更でき、この欄の上部は強い光の色、下部は弱い光の色となっている。そのほか背景色は、画面左上のプレビュー欄にある“背景色”の欄をクリックすることで変更できる。これらの色設定は、いずれも右クリックで初期状態に戻すことが可能だ。

 作成したエフェクトの設定は、独自のpar形式で保存するほか、PNG/BMP形式の画像ファイルとして出力可能。出力時には、エフェクトの各コマを連番画像として出力するか、ゲームの素材画像として一般的な縦横に並べた1枚の画像にするかを選ぶことができる。また、1コマずつのプレビューを右クリックすることで、その画像1枚だけの保存も可能となっている。

 冬休みを使ってゲーム作成を行う人は、本ソフトで多彩なエフェクトを作成してみてはいかがだろうか。

出力したエフェクト画像を背景と合成して作成したGIFアニメーション出力したエフェクト画像を背景と合成して作成したGIFアニメーション

【著作権者】
MOCHI 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(09/11/11)

(クロノス・クラウン:柳井 政和)