REVIEW(10/02/03)
ウィザード形式で設定できるMicrosoft製のフォルダ同期ソフト「SyncToy」v2.1
ファイルを上書きする際に上書きされるファイルをごみ箱へ移動できる
「SyncToy」は、ウィザード形式で設定を登録できるMicrosoft製のフォルダ同期ソフト。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。
対象ファイル形式や除外ファイル形式を指定できるほか、ファイルを上書きする際に上書きされるファイルをごみ箱へ移動して確保できるのが特長。また、同期を始める前にプレビューで同期結果を確認することもできる。
同期を始めるには、まずメイン画面の下部にある[Create New Folder Pair]ボタンを押して設定ウィザードを表示し、同期したい2つのフォルダを右と左の入力欄で指定して[Next]ボタンを押す。この際、ネットワークドライブを指定することも可能。次に、同期の方式を“Synchronize”“Echo”“Contribute”から選択する。
“Synchronize”を選択すると2つのフォルダの新規・更新ファイルを相互にコピーした上で、どちらか片方で削除・リネームされたファイルはもう一方でも削除される。“Echo”では、左の入力欄で指定したフォルダの状態を右の入力欄で指定したフォルダへ完全に再現する。“Contribute”では、“Echo”と同じように左のフォルダの状態を右のフォルダに再現するが、左のフォルダで削除されたファイルを右のフォルダでは削除しない。
同期方式を選択して[Next]ボタンを押したら、あとは設定名を入力して基本設定は完了。メイン画面で設定名を選択し、“Change options...”をクリックするとファイルの絞り込みなどの細かい設定を行える。同期の設定は複数登録可能だ。
同期を定期的に実行するには、本ソフトのインストールフォルダにある“SyncToyCmd.exe”をWindowsのタスク スケジューラに登録し、コマンドラインオプションで“-R”を指定すればよい。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.1(09/11/24)