REVIEW(10/04/08)
「Firefox」「Thunderbird」を最小化時にタスクトレイへ収納できる拡張機能
Mozillaの“XUL”製ソフトに広く対応、バックグラウンド起動する“turbo mode”も
「MinimizeToTray Plus」は、「Firefox」「Thunderbird」といったMozilla製ソフトを最小化する際、タスクバーではなくタスクトレイへ収納できる拡張機能。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”および“Add-ons for Thunderbird”からダウンロード可能で、編集部にてWindows 7で動作を確認した。
本拡張機能の特長は、ユーザーインターフェイス言語“XUL”を利用したソフトに幅広く対応していること。作者によるとWindows上の「Firefox」「Thunderbird」のほか、カレンダーソフト「Sunbird」、ソーシャルWebサービスに特化したWebブラウザー「Flock」などで利用できるという。
編集部にて試用したところ、「Firefox」v3.6.3と「Thunderbird」v3.0.4で動作することを確認できた。なお、「Sunbird」では最新ベータ版となるv1.0 beta1、「Flock」では日本語版が提供されていないv2.0以降にのみ対応しているようだ。
最小化時の挙動は、本拡張機能の設定画面でカスタマイズできる。最小化の際にタスクバーではなくタスクトレイへ収納する、閉じる際にタスクトレイへ最小化するといったオプションが用意されているので、好みのオプションのチェックをONにしよう。
また、タスクトレイアイコンの右クリックメニューには、「Firefox」の場合は“ダウンロード”画面を表示するメニュー、「Thunderbird」の場合はメールを受信するメニューや新規メールを作成するメニューなど、アプリケーションに固有の項目も用意されていて便利。
そのほか、“クイック起動モード(turbo mode)”を利用することも可能。本機能は「Firefox」などをウィンドウを表示させずにバックグラウンドで起動しておき、利用時にすぐさま表示可能にする仕組みで、各アプリケーションの起動オプションとして“-turbo”を指定することでコマンドラインから利用することもできる。
- 【著作権者】
- Michael B. 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.0.8(10/01/29)