REVIEW(10/04/15)
USBメモリに入れて持ち歩ける親指シフトも可能なキー配列変更ソフト「DvorakJ」
直接入力時と日本語入力時で別々のキー配列を利用することが可能
「DvorakJ」は、キーボードを“NICOLA”“Dvorak”といった“QWERTY”以外の配列へ変更できるソフト。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
一般的に販売されているキーボードのキー配列は“QWERTY”配列がほとんどだが、実際にはさまざまな特徴をもったキー配列が存在している。たとえば、“親指シフト”とも呼ばれ日本語入力に特化した“NICOLA”、より高速なアルファベット入力が可能な“Dvorak”といったキー配列がある。
本ソフトは、“QWERTY”配列のキーボードからの入力を“NICOLA”“Dvorak”といった配列に変換できるソフト。USBメモリに入れて持ち歩くことが可能で、“QWERTY”配列以外のキー配列でタイピングを覚えていても、出先のPCでUSBメモリから本ソフトを起動すれば、いつもと同じようにタイピングできるのがうれしい。
また、直接入力時と日本語入力時で別々のキー配列を利用することが可能なほか、一般的なショートカットキーを利用する際は“QWERTY”配列を利用できるように、[Ctrl]キーが押されている場合のみ“QWERTY”配列へ戻す機能も備える。さらに、[Esc][全角/半角][Caps Lock]キーなどをほかのキーへ入れ替えることもできるが、[Ctrl]キーをほかのキーへ入れ替えたり、ほかのキーを[Ctrl]キーへ入れ替えることはできない。
キー配列の変更は、同梱されている設定ファイルをメイン画面で指定するだけで行える。設定ファイルは“NICOLA”“Dvorak”といった配列のほか、各種派生配列や“やつがしら”“和ならべ”といった配列も用意されている。さらに、日本語キーボードで英語キーボード風の配列を利用することも可能なほか、TXT形式の設定ファイルを記述することでユーザー独自の配列を利用することもできる。
そのほか、マウスのホイール回転の代わりに、円を描くようにマウスカーソルを動かすことでウィンドウをスクロールさせる機能も備えている。
- 【著作権者】
- blechmusik 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2010-04-13(10/04/13)