REVIEW(10/06/03)
ライブ中継サービス“Ustream”公式の配信クライアント「Ustream Producer」
PCに接続したUSBカメラなどの映像を簡単に世界へ配信できる
「Ustream Producer」は、ライブ中継サービス“Ustream”でリアルタイムに映像を配信できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。“Ustream”のWebサイトからダウンロードできる。
ウィンドウは上部に現在配信中の映像が表示され、下部に読み込んだ映像などの素材がサムネイル表示されている。使い方は簡単で、起動時に表示されるダイアログでUstreamへログインし、配信する素材をサムネイルから選んだあと、ウィンドウ下の[Broadcast]ボタンを押すだけ。
素材としてPCに接続したUSBカメラなどを選べば、映っている映像がそのまま世界へ配信される仕組み。また、USBカメラなどを持っていなくても、ウィンドウ中段のツールバーにある[Media]ボタンから動画・音声ファイルを読み込んで配信したり、[Screencast]ボタンからデスクトップの全体や選択範囲をキャプチャーしてリアルタイム配信することが可能。
配信する素材はサムネイルをクリックするだけで、すばやく切り替えることが可能。素材が切り替わる際は映像・音声ともに、フェードアウト・イン効果がかかる。
さらに、[PiP]ボタンからは2つの素材を合成して配信することが可能。合成方法は画面の左下へ小さな画面を重ねる“Picture in Picture”、2つの画面が3D空間で斜めに並ぶ“Side by Side”、これら2つの合成方法の中間的な並び方となる“Angled”から選択可能。
そのほか、ウィンドウ最上段のテキスト入力欄からはUstreamのコメント機能へ投稿可能な上、“Twitter”や“MySpace”などへコメントを同時投稿することもできる。また、ウィンドウ下部では配信中動画の視聴者数を確認することも可能。
なお、「Ustream Producer」は同時に接続できるカメラの数が1台までといった制限がある。制限を解除するには199米ドルのライセンスを購入し、「Ustream Producer Pro」へアップグレードする必要がある。
- 【著作権者】
- Telestream, Inc.
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0