REVIEW(10/11/02)
USBメモリやSDカードを介した情報漏えいを監視する「ミハリ・シューマッハ」
メディアの挿入をイベントログへ記録、「NotifEventLog」との連携でメール通知も
「ミハリ・シューマッハ」は、PCへ外部メディアが挿入されたことをWindowsの“イベントログ”へ記録できるソフト。Windows XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7でも動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、PCでUSBメモリやSDカードといった外部メディアが利用されたら、それをWindowsの“イベントログ”へ記録するだけのシンプルなソフト。Windowsの“イベントログ”の内容をフィルタリングしてメールで送信できる「NotifEventLog」と連携させれば、PCで外部メディアが利用されたことをいち早く知ることもできる。
特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)がまとめた“2009年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書”によると、“紙媒体”を経由した情報漏えいが最も多く(72.6%)、“USB等可搬記録媒体”(9.4%)がそれに次ぐという。つまり、情報漏えいを防ぐにはまず、紙媒体や外部メディアを介した流出への対策を行うのが効果的ということになる。本ソフトで監視・通知体制を整えておけば、外部メディアを介した流出を抑止したり、いち早く察知して被害を少なく抑えることができるかもしれない。
編集部にて試用したところ、USBメモリやSDカード以外に、空のCD-Rなどにも反応することを確認した。また、Windows 7で利用する際は、管理者権限で起動する必要があるようなので注意してほしい。
なお、本ソフトにはタスクトレイに常駐する機能を追加した有償版「ミハリ・シューマッハ」v2.0も用意されており、価格は1ユーザーあたり1,050円(税込み)となっている。
- 【著作権者】
- プラスワン総研
- 【対応OS】
- Windows XP(編集部にてWindows 7でも動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.01