REVIEW(11/01/14)
家相チェックなど多彩な機能を備える無償の間取り図作成ソフト「JHOP CAD Free」
3Dモデルで家の内部の様子を表示する“ウォークスルー出力”機能なども搭載
「JHOP CAD Free」は、家の設計・間取り図作成から家具の配置や外観・内観のプレビューまでを行える高機能な間取り図作成ソフト。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、ダウンロードにはメールアドレスなどの登録が必要。
基本となる家の間取り図作成のほか、屋根の形状を設計する機能や、簡易的な家相のチェック機能、3Dモデルで家の内部の様子を表示する“ウォークスルー出力”機能など多彩な機能を備えている。各種機能は、ランチャー風のウィンドウから各機能のウィンドウを呼び出すことが可能。
家の間取り図作成は、“プラン図”ウィンドウで行う。“プラン図”ウィンドウでは、まず各部屋の壁を作り、居間や和室、トイレといった属性を設定しよう。次にドアや窓といった建具や階段を作り、多数の種類が用意された家具を配置すれば間取り図が完成する仕組み。家具はタンスやシンクといったものから照明まで用意されており、サイズを細かく設定することもできる。
また、指定した2点間の寸法を測って自動で寸法線を引けるほか、間取り図から内観・外観の3Dモデルを作成してプレビューすることも可能。作成した間取り図は、BMP/JPEG/TIFF形式などの画像として保存できる。
家相のチェック機能では、作成した間取り図上に方位を表す八角形を重ねることで、八方位に関する家相のTipsを表示することが可能。Tipsには家相の情報だけでなく、その方位へ部屋を作った際に気をつけるべきことなども記載されているのがうれしい。
“ウォークスルー出力”では、作成した間取り図から建物全体の3Dモデルを作成し、実際に内部に入った際にどのような見た目になるかを閲覧できる。“ウォークスルー”ウィンドウは3ペインで構成されており、右上ペインの間取り図上をドラッグすると左上ペインにドラッグした位置・方向から見た光景が表示される仕組み。また、左上ペインをドラッグして見る方向を変更することもできる。
下ペインでは間取り図上の複数地点を指定し、その地点間を移動した場合の様子をアニメーションで表示可能。さらに、視点の高さを男性・女性・子供・車いすから選択できるほか、視野の広さなどを設定したり、その場で視点の方向を自動で360度回転することもできる。
- 【著作権者】
- (株)シーピーユー
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00B