REVIEW(11/02/18)
「Google 日本語入力」を「ATOK 2011」へ取り込む「Google 日本語入力 for ATOK」
話題の人名や流行語などの単語をすばやく変換できるように
「Google 日本語入力 for ATOK」は、「Google 日本語入力」の変換候補を「ATOK 2011」へ取り込めるプラグイン。「ATOK 2011」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「ATOK 2011」v24.0.1.0で動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には「Python」v2.5.4と「simplejson」が必要。なお、本ソフトのファイルはファイル共有サイト“EASY SHARE”にアップロードされており、無料でダウンロードするには“EASY SHARE”の該当ページを表示して20秒間ほど待ったあと、“CAPTCHA”認証を入力すればよい。
本プラグインをインストールするには、まず「Python」v2.5.4をインストールしよう。「Python」のインストールフォルダは標準のままにしたほうがよいだろう。次に、Windowsの環境変数に「Python」のインストールフォルダとスクリプトのフォルダを登録するため、環境変数の“PATH”へ“;C:\Python25;C:\Python25\Scripts”の文字列を追加する。環境変数の編集には環境変数編集ソフト「Rapid Environment Editor」や「Redmond Path」を利用するとよいだろう。環境変数編集ソフトを使う場合は“C:\Python25”と“C:\Python25\Scripts”を“PATH”の値に追加すればよい。
環境変数の追加が終わったら、「simplejson」をインストールするためのスクリプト“ez_setup.py”を下記のWebページからダウンロードし、「Python」のインストールフォルダへ保存する。次に、コマンドプロンプトを起動して“cd \python25”と入力して[Enter]キーを押し、さらに続けて“python ez_setup.py”と入力して[Enter]キーを押す。あとは、“easy_install simplejson”と入力して[Enter]キーを押せば、「simplejson」のインストールが自動で行われて「Google 日本語入力 for ATOK」をインストールする準備が完了する。
「Google 日本語入力 for ATOK」のインストール後は「ATOK 2011」で変換を行う際に[Ctrl]+[Insert]キーを押すと、「Google 日本語入力」の変換候補が表示されるようになる。「ATOK 2011」では一発で変換できない、話題の人名や流行語などの単語をすばやく変換できるようになるのがうれしい。
なお、「Google 日本語入力 for ATOK」はGoogleのAPI“Google CGI API for Japanese Input”を利用する仕組みで、「Google 日本語入力」がインストールされていない環境でも利用可能。ただし、インターネットへ接続していない環境では利用できないので注意。
- 【著作権者】
- cherrypy 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Visitaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.10(11/02/17)