REVIEW(11/09/16)
引き出し線を使った説明画像を簡単に作れる「ヘルプ図の作成」
急ぎのプレゼンなど、すばやく資料を作る際に便利
「ヘルプ図の作成」は、引き出し線を使った説明画像を簡単に作れるソフト。Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4とWindows インストーラー 3.1が必要。
プレゼンテーション用の資料やソフト・Webサイトのヘルプ用画像などを作成する際に、画像の説明したい部分から線を引いて連番を振り、対応する数字とキャプションを余白に記述した画像を作成できる。わざわざペイントソフトを利用せず、手軽にキャプションつきの画像を作成できるのが便利。
画面は、上部に編集用のメニューがあり、下部に画像が表示される。キャプションつき画像を作成するには、まずドラッグ&ドロップで画像を取り込み、説明したい箇所をクリックする。次にマウスカーソルを上下左右のいずれかに動かすと、その方向に線が伸びて画像の外側に丸つきの数字が表示される。丸つきの数字は、画像の周辺ならどこでも好きなところに設置可能。また、画像をクリックして説明したい箇所を指定する際、そのまま上下左右にドラッグすると、ドラッグした範囲を角括弧で囲んでキャプションを追加できる。
数字を設置する箇所をクリックすると数字の場所が固定され、キャプションを入力するダイアログが現れる。入力したキャプションは、画像の下に追加された白紙部分に、数字つきでリスト表示される仕組み。いったん確定したキャプションも、画像側の数字をクリックすることで修正可能。
キャプションを追加したのちメニューの[出力]ボタンを押すと、元の画像と同じフォルダに“ヘルプ図_元のファイル名_ファイルを生成した日時.png”という形式で画像が出力される。なお、公式に対応している画像はPNG形式のみだが、編集部にてJPEG形式の画像も読み込めることを確認した。ただし、出力画像はPNG形式となる。また、作成途中のデータを独自形式で保存することも可能。保存したデータは、本ソフトが何も画像を読み込んでいない状態で、[読み込み]ボタンから読み込める。
なお、追加できるキャプションの数は最大9個まで。さらに、キャプションに使用される数字は、位置が固定されるまでは設置した順に数が表示されるが、固定した場所によっては数字が変化することもあるので注意。具体的には、画像の左側に置いた数字がもっとも小さくなり、続いて上・右・下の順で大きくなっていく仕組み。
- 【著作権者】
- Surviveplus.net
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.7.6.4 ベータ2