REVIEW(11/10/20)
リアルタイムプレビューにも対応、“Markdown”専用のエディター「MarkdownPad」
“Markdown”記法を学習する際などに役立てよう
「MarkdownPad」は、“Markdown”記法でテキストを編集することに特化したエディター。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4が必要。
“Markdown”は、マークアップ(markup)言語の一種。さまざまなWikiやブログエンジンで採用されており、特定の記法に従ったプレーンテキストをHTML文書へ変換できる。
“Markdown”の記法は、電子メールの本文などでよく使われるヘッダー・箇条書き・引用の記法がベースになっており、習得が比較的容易で、プレーンテキストのままでも読みやすい。そのため、一般的なテキストエディターでも十分編集可能ではあるが、本ソフトのような専用エディターがあれば初歩的な文法ミスを減らすことができるし、“Markdown”記法の学習にも役立つ。
「MarkdownPad」では、編集した“Markdown”テキストの変換結果をリアルタイムでプレビューできる機能、ツールボタンやショートカットキーで“Markdown”記法の入力支援を行う機能、デスクトップいっぱいにエディター画面を拡大してテキスト編集に集中できる全画面表示機能などを備えている。“Markdown”テキストをHTML形式へ変換してクリップボードへコピーしたり、外部のWebブラウザーでプレビューすることも可能。
設定項目も充実しており、表示フォントのカスタマイズや、見出しや箇条書きに利用する書式の指定、生成されるHTML文書に埋め込まれるCSSのカスタマイズなども可能。本ソフトの公式サイト自身が本ソフトで記述されていることでもわかるように、HTMLオーサリングソフトとしてもなかなか優秀だ。
ただし、編集部にて試用したところ、日本語を入力する際に変換ウィンドウがインライン表示されないことを確認した。今後の改善に期待したい。
- 【著作権者】
- Evan Wondrasek 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0.7(11/10/11)