REVIEW(11/12/06)
UnixのコマンドをWindowsのコマンドプロンプトで利用可能にする「Gow」
GNUコマンドを中心に130以上もの便利なコマンドを収録
「Gow」は、WindowsのコマンドプロンプトでUnixのコマンドを利用できるようにするソフト。64bit版を含むWindowsに対応するフリーソフトで、編集部にて32bit版のWindows 7で動作を確認した。オープンソースコミュニティ“GitHub”のプロジェクトサイトからダウンロードできる。
「Gow(Gnu On Windows)」は、Unix系のOSで利用されているコマンドをWindowsへ導入するためのインストーラー。GNUプロジェクトによって生み出されたコマンドを中心に、130以上もの便利なコマンドが収録されており、それらをWindowsの「コマンドプロンプト」で利用できる。また、Unix系OSで標準的なシェルのひとつである「Bash」を利用することも可能。
ファイルサイズが約10MBとコンパクトに収められているので、単にUnix系のコマンドが使いたいだけならば、オプション次第では100MBを優に超える「Cygwin」よりも手軽と言えるだろう。
導入は非常に簡単で、ウィザードに従ってインストール作業を進めるだけでよい。環境変数の設定まで自動で行なってくれる。また、フォルダの右クリックメニューに[Command Prompt here]メニューを追加することも可能。当該フォルダを作業フォルダにしてコマンドプロンプトを起動できる。ただし、Windows Vista以降では[Shift]キーを押しながら右クリックメニューを出せば、同等のことが行えるメニューを利用可能だ。
- 【著作権者】
- Brent Matzelle 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.5.0(11/11/21)