REVIEW(12/01/19)
“WebP”形式の画像を表示するためのコーデック「WebP Codec for Windows」
WIC準拠の各種ソフトでWebP画像を表示可能に
「WebP Codec for Windows」は、“WebP”形式の画像を表示するためのコーデック。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、“Google Code”からダウンロードできる。
“WebP(ウェッピー)”とは、Googleが提唱するオープンソースの静止画フォーマット。“WebM”で採用されている動画コーデック“VP8”をもとにした画像圧縮技術を活用することで、既存の画像フォーマットよりも高い圧縮率を誇る。また、不可逆圧縮と可逆圧縮の双方をサポートするのも、本フォーマットの特長。ファイルサイズの削減とダウンロードにかかる時間の短縮が期待できるため、Webでの利用に適しているとして今後の普及が期待されている。
本ソフトは、WebP画像をデコード・エンコードするためのライブラリ“libwebp”を利用したコーデックで、“WIC(Windows Imaging Component)”に準拠している。そのため、Windows Vista以降では、エクスプローラでWebPファイルをサムネイル表示したり、「Windows フォト ビューアー」でWebP画像を閲覧することが可能だ。
ただし、現在のところ対応するのはデコードのみで、エンコードには対応していない。そのため、WIC準拠ソフトでWebP画像を表示することはできるが、編集・保存・変換することはできない。将来的にはエンコードおよびメタデータの取り扱いに対応する予定とのことなので期待したい。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.16