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「Windows 10 RS5」で“WebP”がサポート、「Microsoft Edge」などで表示可能に

米Googleが推進している圧縮率とデコード速度に秀でたイメージフォーマット

「Webp Image Extensions」

 Windows 10の次期バージョン「Windows 10 RS5」では、画像フォーマット“WebP”がサポートされるようだ。現在“Windows Insider Program”でテスト中の「Windows 10 Insider Preview」Build 17692には「Webp Image Extensions」というアプリがインストールされており、「Microsoft Edge」などでWebP画像を表示することができる。

 “WebP(ウェッピー)”は、米Googleが推進しているオープンソースのイメージフォーマット。ビデオフォーマット“WebM”でも使われている“VP8”コーデックが利用されており、可逆圧縮・非可逆圧縮の選択、アルファチャネル(透過)、アニメーション、カラープロファイルなどをサポートする。JPEG/PNGと比べてファイルサイズを抑えることが可能で、エンコードに時間がかかるものの、デコード処理はPNGよりも高速であるという。Androidや「Google Chrome」を中心に対応が進んでおり、「Microsoft Edge」でのサポートを望む声も大きかった

 「Webp Image Extensions」は“Microsoft Store”から無償で入手可能で、「Windows 10 April 2018 Update」以降のOSにインストールできる。ただし、実際に「Microsoft Edge」などでWebP画像を表示するには、「Windows 10 Insider Preview」(RS5)が必要となるようだ。

「Windows 10 Insider Preview」Build 17692の「Microsoft Edge」でWebPイメージを表示
「Windows 10 April 2018 Update」の「Microsoft Edge」でWebPイメージを表示(「Webp Image Extensions」導入済み)