ニュース

“RS4”の最新プレビュー、画像形式“HEIF”をサポート ~Build 17123が公開

「iOS 11」で採用されたイメージコンテナフォーマットが「フォト」アプリなどで扱える

「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17123

 米Microsoft Corporationは16日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17123を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。コンテンツの受け取り設定で“Skip Ahead”を選択していないユーザー(“RS4_RELEASE”ブランチ)向けのリリースとなっている。

 本ビルドの目玉は、HEIF(High Efficiency Image File Format)形式がサポートされたこと。バーストモードなどで撮影した複数の画像、メタデータなどを単一のファイルにまとめることができるコンテナフォーマットで、Blu-rayなどでも採用されている高圧縮コーデック“HEVC”により、従来のJPEG形式よりもディスクスペースを節約することができるという。最近「iOS 11」で採用されたこともあり、Windowsでもサポートを望む声が多く寄せられていた。

HEIF形式のサポートを試すには「フォト」アプリからプレビュープログラムに参加する必要がある

 HEIF形式のサポートを試すには、“RS4”でv2018.18022.13740.0以降の「フォト」アプリを実行し、[設定]画面からプレビュープログラムに参加する必要がある。プレビュープログラムに参加してHEIF/HEVCメディア拡張といった依存アプリが“ストア”からシステムにインストールされると、HEIFファイルに含まれるプライマリーイメージを閲覧できるようになるという。

 そのほかにも、メディア拡張が一旦システムにインストールされると、「エクスプローラー」でHEIFファイルのサムネイルやメタデータの表示が可能となる。また、“Windows Imaging Component(WIC)”や“Windows Runtime(WinRT)”のAPI、XAMLのImageコントロールでもHEIF形式がサポートされる。ただし、現在のところ編集まではサポートされていない。

 また、本ビルドでは“Windows Mixed Reality”関連の不具合修正をはじめとするさまざまな改善・変更も盛り込まれている。