ニュース
次期Windows 10“RS4”が更新、“Windows Defender Application Guard”を強化
“Windows Mixed Reality”でいくつかの既知の問題が確認されているので注意
2018年3月14日 11:46
米Microsoft Corporationは13日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17120を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。コンテンツの受け取り設定で“Skip Ahead”を選択していないユーザー(“RS4_RELEASE”ブランチ)向けのリリースとなっている。
Build 17120における変更は、正式リリースに向けた細かい改善や不具合修正がメイン。新機能は、「Windows 10 Enterprise」に搭載されているセキュリティ機能“Windows Defender Application Guard(WDAG)”の強化が紹介されているのみだ。
“WDAG”を利用すると、「Microsoft Edge」を“Hyper-V”仮想化技術を活用したサンドボックス(隔離)環境で動作させることが可能。万が一「Microsoft Edge」がマルウェアに感染しても、その活動はサンドボックス環境に封じ込められ、システムに影響を及ぼすことはない。
今春リリースされる“RS4”では“WDAG”のパフォーマンスが改善され、起動時間が短縮される。また、“WDAG”の「Microsoft Edge」はサンドボックス環境の外(ホスト)へファイルをダウンロードして保存することができなかったが、これを許可するオプションが追加される。「ローカル グループ ポリシー エディター」でオプションを有効化すると、“ダウンロード”フォルダーの直下に“信頼できないファイル(Untrusted Files)”というフォルダーが作成され、そこにファイルをダウンロードすることが可能だ。
なお、本ビルドでは“Windows Mixed Reality”でいくつかの既知の問題が確認されているので注意。