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システムのフォントサイズを大きくする機能が追加 ~「Windows 10 RS5」Build 17692
「Microsoft Edge」で“WebDriver”のサポートも強化
2018年6月15日 12:46
米Microsoftは14日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17692(RS5)を“Windows Insider Program”の参加ユーザーに対して公開した。現在、コンテンツの受け取り設定で“Skip Ahead”を選択しているユーザーと、“Fast”リングを選択しているユーザーに配信されている。
Build 17692では、システムのフォントサイズを大きくする機能が追加。「設定」アプリの[簡単設定]-[ディスプレイ]セクションに新設されたスライダーを操作するだけで、OSやWin32アプリ、UWPアプリのフォントサイズを調整できるようになった。システム全体のスケーリング設定を変更することなく、テキストのサイズだけを大きくすることができるのがポイントだ。
また、「Microsoft Edge」で“WebDriver”のサポートが強化。“WebDriver”はWebブラウザーを操縦してテストを自動で行うための仕組みだが、従来は“WebDriver”のバイナリバージョンと「Microsoft Edge」のバージョンをあわせる作業が必要になるなど、あまり使い勝手がよくなかった。しかし、本ビルド以降は“WebDriver”がOSに合わせて自動でアップデートされるようになった。また、OSの“開発者モード”を有効化するだけで“WebDriver”を導入できるオンデマンド化も実現された。
そのほかにも、タッチキーボード上での一筆書きで入力したい単語を推測・補完する“SwiftKey”機能が、iOS/Androidに続きWindows 10にも導入された。ただし、この機能は日本語環境ではサポートされていない。