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Microsoftがキーボードアプリ「SwiftKey」のiOS版を廃止へ

10月5日にApp Storeから削除。Android版は継続

iOS版「SwiftKey」のサポートが10月5日に終了へ

 米Microsoftは、キーボードアプリ「Microsoft SwiftKey Keyboard(以下、SwiftKey)」のiOS版のサポートを10月5日(現地時間)に終了すると発表した。同日をもってApp Storeから削除される。

 「SwiftKey」は、Microsoftが2016年に買収した同名企業によるモバイル向けキーボードアプリ。ユーザーの文章スタイルを学習することで高度な予測変換と入力訂正を実現し、タッチキーボードを一筆書きの要領でなぞるだけでスムーズに単語を入力できるのが特徴。2010年にAndroid版が、2014年にiOS版がリリースされ、その後2018年の「Windows 10 2018 October Update(RS5)」でWindows 10にも導入された。

 今回のiOS版廃止の理由については明らかにされていない。iOS版「SwiftKey」の最終更新(執筆時点)は2021年8月11日のv2.9.2アップデートとなっており、Android版における直近の更新日時が2022年9月15日であるのに対して、およそ1年以上も更新が行なわれていない状態が続いていた。

App Store内の「Microsoft SwiftKey Keyboard」のページ
iOS版の最終更新日は、v2.9.2がリリースされた2021年8月11日

 米ZDNetなど一部報道によると、サポート終了後もiOS版「SwiftKey」をインストール済みのユーザーは、同アプリをアンインストールするか、新しいデバイスに移行しない限り、引き続き利用可能だという。なお、Android版は継続してサポートされるとのこと。