ニュース

Microsoft、「Windows 10 19H1」「Windows 10 20H1」をアップデート(4月5日追記)

4月4日には「Windows 10 19H1」向けの累積的アップデートが配信

「Windows 10 19H1」Build 18362

 米Microsoftは3月20日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18362(19H1、バージョン 1903)を“Windows Insider Program”の“Fast”リング参加ユーザー向けに公開した。同日付けでBuild 18860(20H1)も“Skip Ahead”ユーザー向けにリリースされている。

 「Windows 10 19H1」は、この春に正式リリースされる予定の次期機能アップデート。最新版(Build 18362)では、“Microsoft Store”のアプリが自動的にインストールできない問題などが修正された。残された既知の問題は、アンチチートソフトを利用したゲームを起動するとバグチェック(GSOD)が発生する、サウンドカード“Creative Sound Blaster X-Fi”が正常に動作しない、RealtekのSDカードリーダーが正常に機能しないの3件のみとなっている。

 一方、「Windows 10 20H1」は来年の春に正式リリースされる予定の機能アップデート。「Windows 10 19H1」、「Windows 10 19H2」に続くバージョンだ。最新版(Build 18860)では、インテリジェントキーボード「SwiftKey」のサポート言語が拡充された(日本語は含まれず)。

 「SwiftKey」は、もともとモバイル向けに提供されていたキーボードアプリ。昨秋リリースされた「Windows 10 2018 October Update(RS5)」でWindows 10にも導入された。ユーザーの文章スタイルを学習することで高度な予測変換と入力訂正を実現しており、タッチキーボードを一筆書きの要領でなぞるだけでスムーズに単語を入力できるのが特徴で、モバイル版は「October 2018 Update」のクラウドクリップボード機能とも連携できる(テスト中)。

「October 2018 Update」で搭載された「SwiftKey」

4月5日編集部追記: 4月4日付で、「Windows 10 Insider Preview」Build 18362(19H1、バージョン 1903)向けの累積的アップデート「KB4497464」が配信された。更新後のバージョンはBuild 18362.30となる。特定条件でPCを起動できなくなる問題など、いくつかの不具合が修正された。