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新設計の日本語IMEが利用可能に ~「Windows 10 20H1」Build 18875が“Fast”リングに
“Skip Ahead”ユーザーは“Fast”リングへ
2019年4月11日 05:00
米Microsoftは4月10日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18875(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リング参加ユーザーに対して公開した。なお、本ビルドの公開に合わせ、プレビュービルドを受け取る頻度を“Skip Ahead”にしているユーザーは“Fast”リングへ移された。“Skip Ahead”と“Fast”のどちらを選んでいても、今後は同じ「Windows 10 20H1」ビルドを受け取ることになる。
「Windows 10 20H1」は、「Windows 10 19H2」(今秋正式公開、プレビュー版未リリース)の次にリリースされる予定の機能アップデート。順調にいけば2020年春に正式公開される。
「Windows 10 20H1」Build 18875では、以前テストされていた新しい日本語入力システムが再び有効化された。新しい日本語IMEはWindows 10のセキュリティモデルに沿って設計されており、安全性と安定性が向上。また、候補ウィンドウや設定などのユーザーインタフェイスもアップデートされ、従来のものよりも使いやすくなった。
たとえば、変換ウィンドウの候補にはインデックスが付与され、数字キーで候補を確定できるようになった。変換候補の数が多い場合はリストスタイルではなくテーブルスタイルで候補が表示され、一覧性が向上したのも大きな改善点だ。
また、これまでダイアログスタイルだった設定画面が[設定]アプリに統合された。[Ctrl]+[Space]キーや[変換][無変換]キーにIMEのON/OFFを割り当てられるようになるなど、カスタマイズ性も向上している。
なお、日本語で実施されたIMEのモダン化は、中国語のIMEにも活かされているようだ。Build 18875では新しい簡体字・繁体字IMEも利用できる。
なお、RealtekのSDカードリーダーが正常に機能しない問題が依然残されているので注意。アンチチートソフトを利用したゲームを起動するとバグチェック(GSOD)が発生する問題やサウンドカード“Creative Sound Blaster X-Fi”が正常に動作しない問題は、ゲームやドライバーのアップデートで改善する可能性がある。