REVIEW(12/01/27)
リモートでフォルダを公開、ネット越しに仮想ドライブとしてマウント「Bdrive」
セットアップも利用もカンタンなファイルサーバー&クライアント
「Bdrive」は、指定したフォルダを公開し、インターネットを介して別PCでそのフォルダを仮想ドライブとしてマウントできるソフト。サーバーソフト「Bdrive Server for Windows」、クライアントソフト「Bdrive for Windows」ともにWindows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
「Bdrive」は、フォルダ単位でファイルを公開できるファイルサーバーとそのクライアントから構成されている。公開フォルダはアルファベット6文字の“BID”で認識する仕組みになっており、クライアントのセットアップが容易なのが特長。サーバーPCで公開した共有フォルダは、クライアントPCからは仮想ドライブとして見える仕組み。リモートストレージをあたかもローカルドライブであるかのように扱えるのが便利。
また、対応するプラットフォームが幅広いのも本ソフトの魅力。以下のラインナップが用意されており、Mac OS XやiPhone/Androidでも利用できる。
- サーバー
- Bdrive Server for Windows
- Bdrive Server for Mac(Mac OS X 10.6以降に対応)
- クライアント
- Bdrive for Windows
- Bdrive for Mac(現在開発中)
- Bdrive for Android(Android 2.2以降に対応)
- Bdrive for iPhone(iOS 4.0以降に対応)
ただし、Mac OS X版のクライアントは現在開発中で、まだ公開されていないので注意。本稿では、主にWindows版の使い方を中心に紹介する。
利用するにはまず、公開したいフォルダがあるPC(サーバーPC)に「Bdrive Server for Windows」をインストールする。初回起動時にメールアドレスの登録が必要。このメールアドレスは、“BID”の共有などために利用される。次にサーバーのメイン画面にある[Folder]タブで、共有フォルダを追加しよう。共有フォルダには書き込み・読み取り権限、パスワードなどを設定可能。共有フォルダを登録すると、それぞれの共有フォルダに“BID”が発行される。
次に、共有フォルダを利用するPC(クライアントPC)に「Bdrive for Windows」をインストールしよう。あとは、クライアントのメイン画面で先ほど取得した“BID”とドライブレター、パスワードなどを入力すれば、エクスプローラへ仮想ドライブが追加される。
“BID”はサーバー側からメール・Facebook・Twitterを介して簡単に共有可能。家族・友達・サークルなどへ“BID”を教えて、クライアントソフトをインストールするだけで、コラボレーション用の共有ドライブが構築できる。
モバイルから利用する場合は、それぞれの端末に対応したクライアントソフトをインストールし、アクセスしたい共有フォルダの“BID”を登録する。モバイル端末の場合は、ファイルの閲覧・移動・削除・ダウンロードなどのほか、動画のストリーミングにも対応。また、ファイルをメールやFacebook、Twitterを介してほかのユーザーと共有することもできる。
「Bdrive Server for Windows」
- 【著作権者】
- Bdrive Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.2(11/06/10)
「Bdrive for Windows」
- 【著作権者】
- Bdrive Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(11/05/17)