REVIEW(12/05/24)
64bitネイティブで動作する「Firefox」ベースのWebブラウザー「Waterfox」
パフォーマンス向上が期待できる。「Flash」「Java」「Silverlight」も利用可能
「Waterfox」は、64bitネイティブで動作する「Firefox」ベースのWebブラウザー。Windows Vista x64/7 x64に対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
近年、64bit環境の普及が著しいが、プラグインの64bit対応が遅れてしまったという事情もあり、Webブラウザーはいまだ32bit版を利用するのが一般的だ。しかし、それでは64bit環境のポテンシャルを十分に発揮しているとは言えない。
そこでお勧めなのが「Waterfox」だ。64bit環境向けにビルドされており、動作速度の向上が期待できる。Windows専用にコンパイルされているのも、パフォーマンス向上に寄与しているようだ。ユーザーインターフェイスは英語版しか用意されていないことを除けばまったく同じで、豊富なアドオンもそのまま利用できる。
現在公開されている最新版は、4月27日に公開されたv12.0。「Firefox 12」のリリースは同月27日なので、本家「Firefox」で追加された新機能への追従やセキュリティ更新の面での不安も少なそうだ。なお、「Firefox」との同居も可能。「Waterfox」に不具合があれば「Firefox」へ乗り換えるのも容易だ。ただし、双方を同時利用することはできない。
なお、64bitアプリケーションということで気になるのはプラグインの対応状況だが、公式サイトでは「Adobe Flash Player」「Oracle Java」「Microsoft Silverlight」の各プラグインが紹介されており、ダウンロード・インストール可能。編集部で試用したところ、正常に動作するようだ。たとえば動画サイトの場合、「Adobe Flash Player」を利用した“YouTube”の視聴や、「Microsoft Silverlight」を利用した“GyaO!(ギャオ)”の視聴で問題は見られなかった。
- 【著作権者】
- Waterfox
- 【対応OS】
- Windows Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 12.0(12/04/27)