REVIEW(12/08/01)
PC起動時にタイミングをずらしてソフトを起動「Windows遅延起動スタートアップTool」
起動を遅らせたいソフトを、何秒遅らせて起動するか決めるだけ
「Windows遅延起動スタートアップTool」は、Windowsの起動時に任意のソフトを指定した時間遅らせて起動できるソフト。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、Windows XP環境では.NET Framework 2.0が必要。
スタートアップに多くのソフトを登録していると、PCの起動時にそれらを同時に起動しようとしてしまい、PCの動作が重くなってしまう場合がある。そのような際は、本ソフトで起動するソフトのタイミングをずらしてみよう。
PC起動時にタイミングをずらしてソフトを起動させたい場合は、本ソフトのウィンドウに、起動を遅らせたいソフトの実行ファイルやショートカットファイルなどをドラッグ&ドロップで登録していく。その際、ファイルを本ソフトのウィンドウ上にドラッグするだけで登録される。ソフトのほかにフォルダや画像ファイルなども登録可能で、画像ファイルなどの場合は関連付けられたソフトでファイルが開かれる仕組み。
本ソフトは、まずPC起動時に本ソフトが起動し、その後本ソフト経由でタイミングをずらしたいソフトが起動する仕組みになっている。登録したソフトは、標準ですべて“遅延時間”項目が120秒になるが、これは本ソフトが起動してから120秒後に起動することを表す。したがって、複数のソフトを標準のままで登録するとすべて120秒後に同時に起動してしまうので、各ソフトごとに時間をずらしておこう。
起動する時間を変更するには、ウィンドウ上に一覧表示されるソフト名をダブルクリックするか、ソフト名を選択したのち[遅延時間の編集]ボタンを押せば、[遅延時間の設定]ウィンドウが立ち上がるので、遅らせたい秒数に変更可能。秒数を変更するとソフト名の一欄は、上から起動が早い順に自動で並び替わって表示される。
また、PCを再起動することなく、登録したソフトが実際にどのように起動していくかを試す機能も備わっているので、起動に時間のかかるソフトの設定をする際になどに重宝するだろう。
ソフトの登録と設定がすべて終わったあとは、[Windowsの起動時に遅延スタートアップを実行する]ボタンを押してから[登録]ボタンを押せば完了だ。
なお、本ソフトに登録したソフトが別の方法でスタートアップ起動する設定になっている場合は、それぞれのソフトをスタートアップの登録から外すなどの作業が必要。
- 【著作権者】
- 西村 誠一 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1(12/07/19)