REVIEW(12/10/29)
「TeamViewer」へ接続できるWindows ストア版クライアント「TeamViewer Touch」
タッチでリモートのWindows/Mac OS X/Linuxを操作可能
「TeamViewer Touch」は、Windows 8/RTのフルスクリーンモードに対応したリモートデスクトップアプリのプレビュー版。現在、「ストア」アプリ(Windows ストア)から無償でダウンロードできる。
本アプリは、定番リモートデスクトップソフトのひとつ「TeamViewer」のWindows ストアアプリ版。サーバー・クライアント機能を搭載した「TeamViewer」、またはサーバー機能のみの「TeamViewer Host」がインストールされたリモートPCへ接続するためのクライアント機能を備える。「TeamViewer」はWindows/Mac OS X/Linuxで動作するマルチプラットフォーム対応ソフトなので、接続先のOSがWindowsに限らない場合は重宝するだろう。
Windows 8ではデスクトップ版「TeamViewer」を利用することも可能で、機能面でもデスクトップ版のほうが優れている。しかし、タッチ操作を前提としたデザインになっているため、タブレットPCならば使い勝手の点で「TeamViewer Touch」に軍配が上がるだろう。アプバー(AppBar)から[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーをリモートPCへ送信可能で、接続先のPCがマルチモニター環境であれば表示するモニターを切り替えることもできる。ARMプロセッサで動作するWindows RTでは、x86/64向けに開発されたデスクトップ版が利用できないため、「TeamViewer Touch」が唯一の選択肢となる。
なお、リモートPCへ接続するには無償で取得できる専用のアカウントが必要。ゲスト・ホストの両方で同じTeamViewerアカウントでログインすれば、稼働中のホストが一覧表示され、そこで目的のホストを選択すれば接続が始まる。
また、9桁の数字からなるIDをやり取りして接続する方法も用意されている。この方法ならばクライアント側でTeamViewerアカウントの取得は不要で、一時的なリモートサポートなどといった用途に適している。
- 【著作権者】
- TeamViewer GmbH
- 【対応OS】
- Windows 8/RT
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Preview