REVIEW(12/11/08)
“自炊”したPDFファイルを電子書籍端末向けに最適化できる「PDFDiet」
余白の削除や文字の太字化といった加工が可能、各種端末向けのプリセットも用意
「PDFDiet」は、PDFファイルを電子書籍端末で読みやすいように加工できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。動作には、.NET Framework 4および、Visual C++ 2008 SP1のランタイムが必要。
書籍や雑誌などを自分で電子書籍化する、いわゆる“自炊”で作成したPDFファイルは、電子書籍端末などの小さな画面で読もうとすると文字が小さすぎたり、無駄な余白が多いなどの理由で読みづらいことが多い。そこで本ソフトを使えば、簡単な操作でPDFファイルを電子書籍端末向けに加工することが可能。
加工したいPDFファイルを読み込むと、画面左端にページ番号の一覧、画面中央には選択ページのプレビューが表示される。プレビューは左右2分割されており、左側がオリジナル、右側が余白削除などの処理を施したサンプルとなっている。読み込むと同時に削除する余白が自動で設定されるので、あとは画面右側の操作パネルで削除する余白の幅や高さを微調整すればよい。
操作パネルでは、削除する余白の設定のほか、背景色の指定、モノクロ化、文字の太字化に加え、ガンマやシャープといった画像補正を施すことも可能。また出力する画像サイズは幅と高さを任意に指定できるほか、“iPhone”や“Kindle”など端末機ごとのプリセットも用意されている。
- 【著作権者】
- Smart-PDA.net
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 20110823-1(11/08/23)