レビュー

システムやアプリ、ユーザーによる最近の操作をリスト化「LastActivityView」

テストやトラブルシューティングに役立つ

「LastActivityView」v1.01

 「LastActivityView」は、システムやアプリケーション、ユーザーが最近行った操作をチェックできるソフト。Windows 2000からWindows 8までのすべてのWindows(32bitおよび64bit版)に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、レジストリやWindowsのログファイル、プリフェッチ機能(アプリの起動を高速化するためのデータ先読み機能)のログ、ミニダンプなどといったデータを収集・分析し、OSやアプリが行った直近の作業履歴(アクティビティ)をリスト表示する。多少正確性に欠けるほか、リアルタイムの情報ではないという欠点はあるが、システムに負荷がかからず手軽であることはメリット。本格的なツールとうまく使い分けて利用したい。

アクティビティをCSV/XML/HTML形式のファイルとして保存

 本ソフトが検出できる操作は以下の通り。

  • 実行ファイルの起動
  • 開く・保存ダイアログを利用したファイルの選択
  • ファイルまたはフォルダのオープン
  • エクスプローラによるフォルダの表示
  • ソフトのインストール
  • システムの開始(起動)、シャットダウン、スリープ状態からの再開
  • ネットワーク接続・切断
  • ソフトウェアのクラッシュや停止
  • ブルースクリーン(BSOD)の発生
  • ユーザーログオン・ログオフ
  • 復元ポイントの作成
  • Windowsインストーラの開始・終了

 また、アクティビティをCSV/XML/HTML形式のファイルとして保存したり、クリップボードへコピーすることも可能。アプリのテストやトラブルシューティングに役立つかもしれない。

ソフトウェア情報

「LastActivityView」
【著作権者】
Nir Sofer 氏
【対応OS】
Windows 2000からWindows 8までのすべてのWindows(32bitおよび64bit版)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.01(12/12/11)

(柳 英俊)