レビュー
『聖書』の読破に挑戦したい人にお勧め「Hikari」
無理なく『旧約聖書』と『新約聖書』を通読するための工夫が随所に施された閲覧アプリ
(2013/5/14 15:22)
「Hikari」は、『聖書』の通読を支援するソフト。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
世界で最も多く発行されている本は、『聖書』なのだそうだ。大部ではあるが、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教にとって非常に重要なテキストであるのはもちろんのこと、これらの宗教を信じていない人にとっても相互理解のために避けて通れない書物と言える。「Hikari」は、そんな聖書への挑戦を志す人にピッタリのソフトだ。
本ソフトでは、『旧約聖書』と『新約聖書』が閲覧できる。画面は左右2分割されており、左ペインで『旧約』または『新約』を選択し、右ペイン下部のバーで章を選択すれば、右ペインのリストビューに一文ずつ“みことば”が表示される仕組み。この“みことば”はクリップボードへコピーすることも可能で、心に残った部分を抜き書きしておくのに役立つ。また“みことば”の検索にも対応。どこに書かれていたかを忘れても、簡単に調べることができる。
さらに、ツールバーの[2版表示]ボタンを押せば、日本語訳に加えて、英語訳を対訳表示することも可能。聖書の訳にはいくつかのバージョンがあるが、日本語訳には口語訳と明治・大正訳、ラゲ訳の3つが、英語訳には“KJV(ジェイムズ王欽定版)”と“ISV(国際版)”の2つが、設定画面で選択できるようになっている。
そのほか、聖書を“通読”するためのさまざまな支援機能を備えるのも本ソフトの特長。年間を通して毎日少しずつ、無理なく聖書を読み終えられるよう、成立順や時系列順、特定のテーマごとなど、さまざまな読書プランが用意されている。また、読み終えた部分にチェックを入れると、進捗状況が棒グラフで表示されるなど、モチベーションを維持するための工夫が随所に施されているのも好印象だ。
ソフトウェア情報
- 「Hikari」
- 【著作権者】
- PixTOPO 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5.14(13/04/05)