レビュー
“FlashAir”ユーザー必携のWindows ストアアプリ「WiFiSD8」
撮影した写真を“FlashAir”からWindows タブレットへ手軽に転送できる
(2014/3/27 10:34)
「WiFiSD8」は、東芝製のWi-Fi内蔵SDカード“FlashAir”から写真を手軽にダウンロードできるWindows ストアアプリ。x86/x64/ARM環境に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。“Windows ストア”からダウンロードできる。
“FlashAir”は、カメラをWi-Fi対応にしてしまうSDカード。無線LANアクセスポイントとWebサーバーが内蔵されており、カメラで撮影した写真をブラウザーを介して閲覧できる。専用のアプリケーションがあれば、写真のダウンロードも容易だ。カードを抜き差しすることなくさまざまなデバイスへ撮影した写真を転送できる使い勝手は、一度体験したらやめられないものがある。
本アプリはWindows タブレット対応のサードパーティー製“FlashAir”クライアントで、カメラで撮影した写真をPCへ転送するのを助けてくれる。使い方は簡単で、まずカードをホスト名で検索し、接続する。接続に成功すると、メイン画面に写真が撮影日付ごとにサムネイル表示されるので、あとはPCへ転送したい写真を下フリックで選択し、[DL]ボタンを押せばよい。PCへ転送された写真は“ピクチャ”フォルダに保存される。撮影日時で自動的にフォルダ分けされるのが便利だ。
なお、Windows ストアアプリは非アクティブになると休止状態へ移行するため、アプリケーションを切り替えると転送が止まってしまうが、「WiFiSD8」をスナップ状態にしておけば転送は継続される。また休止状態へ移行しても、「WiFiSD8」へ再度切り替えれば転送は自動で再開される。もし何らかの理由(省電力機能によりカメラの電源が切れたなど)で転送が止まってしまった場合は、アプリケーションを再起動すればよいようだ。
また、本アプリは“FlashAir”内の写真をプレビューするために利用することも可能。Windows ストアアプリのデザインガイドラインに従って開発されているので、プレビュー画面で左右にスワイプして写真を切り替えたり、チャームと連携させることもできる。ただし、編集部て試用したところ、[共有]チャームで写真をFacebookやTwitterへ投稿する機能は正常に機能しなかった。
そのほかにも、カードを接続した状態で写真を撮影すると自動的に転送を行ってくれる自動ダウンロード機能や、JPEGファイルと拡張子は異なるが同じ名前をもつファイルを同時に転送してくれる機能などを備える。後者の機能は、写真をJPEGファイルとRAWファイルで撮影した場合に、RAWファイルをPCへコピーするのに役立つ。
ソフトウェア情報
- 「WiFiSD8」
- 【著作権者】
- DDLG 氏
- 【対応OS】
- Windows 8.1(x86, x64, ARM)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Release 5(1.1.0.23)(14/03/11)