レビュー
拡張現実モードを搭載。タブレットのセンサーをフル活用した星図アプリ「星座表」
タブレットをかざした方角の現地点・現時刻における星空の様子をリアルタイムで
(2014/7/15 14:25)
「星座表」は、タブレットのセンサーをフル活用した星図アプリ。x86/x64/ARM環境のWindows 8/8.1に対応するWindows ストアアプリで、“Windows ストア”から無償でダウンロードできる。
本アプリの醍醐味は、なんといっても“拡張現実(AR)”モードにあるだろう。ARモードでは、現在、今いる地点からタブレットを向けた方角にある星と星座が表示される。タブレットをかざす方角を変えると、ジャイロ、電子コンパス、加速度センサーと連動して星図がリアルタイムで更新されるのがまさに星空の水先案内人といった趣で、夏のキャンプにはぜひ持って行きたいと感じさせられる。曇りの日や昼間でも利用できるほか、地面に向ければ地球の裏側の夜空の様子がわかるのも面白い。
また、拡張現実モードが利用できない環境であっても、天体観測・天文学アプリとして優れている。本アプリは太陽系の惑星や北半球および南半球から見える12万種類以上の星を収録するほか、フランスの天文学者C・メシエが作成した“メシエ星表”に掲載されている星雲や星団などが閲覧可能。また、88種類すべての星座もカバーされており、15世紀の天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスによって描かれたという星座絵でそれらを楽しむことができる。星空はタッチやマウスで自由に移動・拡大・縮小することが可能で、天体を選択すると距離や光度、正確な位置などの詳細が閲覧できる。
なお、本アプリは無料で利用できるが、高解像度の星座絵や彗星、流星群、人工衛星といった追加データは有償。アプリ内課金で購入できる。
ソフトウェア情報
- 「星座表」
- 【著作権者】
- Escape Velocity Limited
- 【対応OS】
- Windows 8/8.1(x86, x64, ARM)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.8.0