レビュー
「Firefox 41」で廃止された新規タブのカスタマイズ機能を復活させる「Custom New Tab」
新規タブを開いた際にアドレスバーにフォーカスを設定する機能なども便利
(2015/9/29 05:05)
「Custom New Tab」は、新しく開いたタブに任意のWebページを表示できるようにする拡張機能。「Firefox」v41.0a1以降に対応する寄付歓迎の拡張機能で、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v41.0で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。
「Firefox 41」では、新規タブで表示するURLを指定するための“browser.newtab.url”オプションが“about:config”画面から削除され、“よくみるサイト”や“おすすめサイト”をタイル表示する“about:newtab”に固定されてしまった。
これは新規タブを乗っ取る悪質な拡張機能への対策として行われた変更なので納得するしかないが、アクセスのよい新規タブに特定のWebページを表示しておきたいというニーズは少なくないのではないだろうか。
「Custom New Tab」は、そんなニーズに応えた拡張機能だ。新規タブに検索サイトやToDoサービスなどのよく利用するWebページを登録しておくけば何かと便利。また、“おすすめのサイト”への誘導を嫌い、新規タブを自分の自由にしたいユーザーにとっても試す価値がある拡張機能と言えるだろう。
新規タブに任意のWebページを割り当てるには、まず“アドオンマネージャ(about:addons)”の「Custom New Tab」にある[設定]ボタンを押す。すると、小さな設定ダイアログが現れるので、テキストボックスへ好みのURLを指定して[OK]ボタンを押せばよい。テキストボックスを空にすれば、新規タブには何も表示されなくなる。もとの新規タブページに戻したい場合は、テキストボックスに“about:newtab”と入力すればよい。
そのほかにも、新規タブを開いた際にアドレスバーにフォーカスを設定したり、アドレスバーを空にするオプションも用意されている。とくに前者は新規タブの表示とともにアドレスを入力してすばやく他のサイトへ移ることができて便利だ。
ソフトウェア情報
- 「Custom New Tab」
- 【著作権者】
- Ed 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 3.0(15/07/11)