レビュー
テキストとツリーでJSONデータを編集できる軽量な専用エディター「JSONedit」
スニペットやCSVインポート、C++形式での出力といった便利な機能を搭載
(2016/5/30 05:05)
「JSONedit」は、JSON形式のテキストデータを編集できるソフト。編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。
シンプルなJSON専用ビューワー兼エディター。ファイルサイズが約2MBに抑えられており、とても軽快に動作するのが最大の特徴。また、実行ファイル単体で動作するポータブルアプリになっており、インストール不要で気軽に利用できるのもよい。設定はアプリケーションフォルダーに作成されるINIファイルに記述される仕組みで、レジストリへの書き込みは一切行わないとのこと。
メイン画面はJSONテキストをそのまま表示する[Text]タブと、そのデータ構造をツリーとして表示できる[Tree]タブから成っており、双方を切り替えながら利用することが可能。
[Text]タブはデータを編集する際の自由度が高く、慣れたユーザーには使いやすいだろう。メインメニューにはデータに改行やインデントを追加して読みやすくする機能や、ノードを折りたたみ表示する機能、エラー箇所を指摘する機能などが用意されているので、ぜひ活用したい。
一方、[Tree]タブはノードの追加や削除を行うのに適している。テキストデータをそのまま扱うのに比べると文法ミスに悩まされる心配がなく、確実性が高いので、JSONデータの編集に慣れていないユーザーはなるべくこちらを利用すべきだろう。ノードの追加や削除は右クリックメニューに用意されているコマンドを利用する仕組みになっており、指定したノードを特定回数だけ複製し、配列を作成するといったことも行える。
そのほかにも、頻繁に利用する定型テキストをあらかじめ登録しておき、必要なときにすばやく利用できるスニペット機能や、URLへアクセスしてWeb APIの結果を直接読み込む機能(HTTPプロトコルのみ)、CSVデータをインポートする機能、JSONデータをC++のクラスとして表現し、ヘッダーファイルへ書き出す機能などを搭載している。
なお、本ソフトはUnicodeをサポートしていないので注意。
ソフトウェア情報
- 「JSONedit」
- 【著作権者】
- Tomasz Ostrowski 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.9.18(16/04/06)