写真をかわいく、美しく加工できる女子向けカメラアプリ

　『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android（アンドロイド）”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、写真をかわいらしく加工できる女子向けカメラアプリ「SBYCamera」「GirlsCamera」「cameran」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

“美白”フィルターやスタンプ、フレームで写真加工「SBYCamera」

「SBYCamera」

　「SBYCamera」は、“美白”フィルターのほか、かわいらしいスタンプやフレームを使って、撮影した写真を加工できるカメラアプリ。撮影時には、メインカメラとインカメラを切り替えられ、2秒から20秒までのタイマーを設定したり、シャッター音をOFFにして撮影できる。なお編集部にて確認したところ、インカメラで撮影した場合に上下が反転して写真が表示される現象を確認したが、編集画面で写真を90°ずつ回転させれば元に戻すことが可能。また、端末内の写真を選択して加工することもできる。

　撮影後の編集画面では、画面下部のツールバーを使って写真加工を行う。適用できるフィルターは7種類で“美白”のほか、“セピア”や“モノトーン”、“絵画風”などを選択可能。また、フレームは花やリボンなどを使った華やかなデザインのものを中心に100種類以上から選択できる。

　スタンプは4つのカテゴリーから選択でき、ハートや星といった絵文字風スタンプに加えて、まつ毛や少女マンガ風の目といった顔の加工に使えるスタンプ、ふきだし型のスタンプ、メッセージスタンプが収録されている。同じスタンプを連続で貼り付けられる“コロコロペン”ツールも用意されていて、スタンプを選択して画面をなぞることで、軌跡に沿ってスタンプを貼り付けていくことが可能。

“美白”や“セピア”など、7種類のフィルターを適用できるほか、右上の［Frame］タブからフレームを選択して付加できる

ハートなどの絵文字風スタンプに加えて、まつ毛や少女マンガ風の目といった顔の加工に使えるスタンプも使用可能

　そのほか、入力したテキストを手書き風フォントで挿入したり、ペンの色や模様、太さを選択して画面をなぞって手書きで文字やイラストを書き込むこともできる。加工した写真は端末に保存できるほか、FacebookやTwitter、mixiなどのSNSへ投稿可能。また、起動画面の［シール］ボタンからは、セブンイレブンのマルチコピー機で写真を印刷できるネットプリントなどの予約を行うこともできる。

画面をなぞることで、同じスタンプを連続で貼り付けられる“コロコロペン”ツールも用意

入力したテキストを手書き風などの3種類のフォントで挿入可能

自分撮り写真をフレーム、スタンプでデコれる「GirlsCamera」

「GirlsCamera」

　「GirlsCamera」は、自分撮り写真などを豊富なプリントシール機風フレームやスタンプでデコレーションできるカメラアプリ。撮影画面を表示すると、まずインカメラが起動するが、メインカメラに切り替えることも可能。あらかじめ撮影画面にフレームが表示されていて、フレーム内に被写体が収まっているかを確認しながら撮影できるほか、左右のフリックでフレームを切り替えられる。宝石型のボタンを押してシャッターを切る以外に、5秒間のセルフタイマー撮影が可能。また、端末内の写真を選択して加工することもできる。

　撮影後の画面では、下部のバーをスライドして写真の明るさを調整できる。また、［Start］ボタンを押すと編集画面が表示され、下部のツールバーを使って写真を加工可能。リボンやスイーツなどのスタンプが用意されており、画面をタッチしてひとつずつ配置する方法と、画面をなぞって連続で貼り付ける方法の2通りでスタンプを貼り付けることが可能。また、スタンプはダウンロードして追加できるほか、自分で描いたイラストを投稿してスタンプに追加したり、ほかのユーザーが投稿したスタンプを使うこともできる。なお、一部のスタンプは指定されたアプリのインストールなどでもらえる“ポイント”が必要。

撮影後の画面で、下部のバーをスライドして写真の明るさを調整できる

画面下部のツールバーの赤いハートアイコンからはスタンプの連続貼り付けができ、緑のハートアイコンからはスタンプをひとつずつ貼り付けることが可能

　被写体の周囲を隠したいときに便利なのが“背景ブラシ”ツールで、用意されている画像を選択して背景に設定し、写真をなぞることで、その部分だけ背景画像を表示可能。ハートや星などが描かれた背景画像の上に被写体だけ表示するといったことができる。そのほか、ペンの色や太さ、種類などを選択して、手書きで文字やイラストを書き込むことも可能。加工した写真は保存やメール送信ができるほか、FacebookやTwitter、mixiなどのSNSへ投稿可能。

自分で描いたイラストや他のユーザーが投稿したイラストをスタンプとして使用可能

画面をなぞることで背景画像を表示する“背景ブラシ”ツールによって、被写体の周囲を隠せる

写真家・映画監督の蜷川実花監修のカメラアプリ「cameran」

「cameran」

　「cameran」は、写真家で映画監督の蜷川実花氏が監修したカメラアプリ。花や蝶などを重ね合わせるフィルターで写真を一気に豪華絢爛な仕上がりに加工することが可能。メインカメラやインカメラで撮影した写真のほか、端末内に保存してある写真を加工でき、写真を撮影または選択したあとの画面でフィルターの選択を行う。

　セピア調やトイカメラ風、美白といったフォトレタッチアプリで一般的なフィルターに加えて、花や蝶、光などを写真に合成するフィルターを多数収録している。“UME”、“Rose”、“Butterfly”など、ひとつのテーマにつき、3パターンのフィルターが用意されていて、画面下部の各フィルターのアイコンをタッチすることでパターンを切り替えて表示可能。

　画面上部のツールバーで写真を回転させられるほか、写真の周囲にボカシを加えたり、白枠や黒枠などのシンプルなフレームを付加することもできる。また、写真の左下と右下にあるアイコンから、カラーバランスや明るさ、彩度、コントラストをスライダーで調整可能。

華やかなフィルターを写真に重ねることができ、同じテーマのフィルターが3パターン用意されている

画面上部の右から2番目のアイコンからフレームを付加できるほか、その左のアイコンから写真にボカシを加えることが可能

　加工した写真は端末に保存できるほか、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSに投稿することが可能。なお、写真をSNSに投稿するごとに、蜷川実花氏撮りおろしの壁紙画像が1枚ずつアンロックされ、入手可能になる。壁紙は、本アプリのフィルターと似た雰囲気の華やかな画像が全25枚用意されている。

写真の左下または右下のアイコンから、カラーバランスや明るさ、彩度、コントラストを調整可能

加工した写真は保存した後、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSに投稿可能