先日行われた参議院選挙での立候補者名すべてを登録したMS-IME用の辞書ファイル。名前の読みから正確な候補者名を一発変換できるほか、変換中にその候補者の選挙区・年齢・職歴を参照できるようになるので、政治の話題が好きな人などにお勧め。

　たとえばブログやTwitterでは、人名を正確に書かないと読者が検索でたどり着きにくくなってしまうが、書くたびに正確な氏名を調べるのも手間がかかる。そこで本辞書ファイルを使えば、読みしかわからない人名でも正確に書けるようになるわけだ。また似た名前の候補者も、選挙区や職歴を見れば区別しやすいだろう。

　本辞書ファイルは、MS-IMEのプロパティで“システム辞書”の［追加］ボタンから登録する。システム辞書の一覧に“2010年参議院選挙候補者”が表示され、チェックマークが入っていることを確認すればOK。以後は、IMEを起動して候補者名の読みを入力・変換すると、変換候補に候補者名が現れ、さらにユーザーコメントとして選挙区、選挙当日の年齢、および職歴をポップアップ表示できる。

　なお、登録されている年齢や職歴などのデータは、2010年7月に行われた参院選当日のものであるが、選挙結果の当落は記載されていない。そのため、たとえば現職で立候補して落選してしまった人物でも、変換候補のユーザーコメントには“現職”と表示されることに注意。