いまさら聞けないWindows 10のTips

第171回

とりあえずココをチェック! 「イベント ビューアー」で重大なエラーだけを確認する

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれませんが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在します。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介します。

「イベント ビューアー」で膨大なログから重大なエラーだけを確認する方法

 Windowsでエラーが発生した時などに頼りになるツールと言えば、「イベント ビューアー」が思い浮かびますが、同ツールには膨大なシステムログやアプリログが収集されるため、とにかく情報量が多く、手に負えないとあきらめる人も少なくないことでしょう。

 そんな時に便利なのが、[カスタム ビュー]として登録されている[管理イベント]です。

 膨大なログの中から、“エラー(重大)”“警告”の2つのログだけが抽出されるフィルターとして機能するため、“PCの調子がわるい”という原因を特定するのに役立ちます。

 とは言え、環境によってはエラーと警告だけでも、膨大なイベントが記録されていることがありますので、チェックするだけでもそれなりの時間は取られる可能性があります。

 また、一見、PCが快調に動作しているようでも、目に見えないところでいろいろなエラーが発生していることもあります。イベントをダブルクリックすることで、エラーの内容やソース(機能やアプリ)を確認できますので、どこで何が発生しているのかくらいは確認しておくといいでしょう。

スタートボタンを右クリックして「イベント ビューアー」を起動。左側のメニューで[カスタム ビュー]にある[管理イベント]を展開すると、エラーと警告をピックアップできる